続いて夜。トレンドの夜景モードはしっかり抑えているのだ。ある程度以上、暗い場所では「ナイトビジョンに切り替える」ボタンが出現する。
では、通常の撮影モードとナイトビジョンを2枚続けてどうぞ。
ハイライト部を見ると違いが分かる。街灯とか。ナイトビジョン使用時はハイライト部が抑えられてぎゅっと締まった夜景になるのだ。
さて、忘れてはいけない動画の話。トリプルカメラの最後のピース、超広角カメラだ。これは動画専用の「アクションカメラ」と位置付けられ、動画モードにするとデフォルトがこれ。
面白いのは「スマホを縦位置に持って横位置の動画を撮る」という仕組み。持ちやすい縦持ちで、16:9の動画を撮れるのだ(つまりこのカメラのイメージセンサーは他のカメラとは90度傾いてつけられているのである)。
ちなみに、広角カメラでの動画に切り替えると普通に縦横が一致します。その辺は使い分け。アクションカメラと位置付けているだけあって、手ブレ補正もすごく効く。
日常的なスマートフォンの持ち方で横位置の動画が撮れるのはよい試みかと思う。もう1つ動画系で面白い機能を持っている。「Cinemagraph」(シネマグラフ)だ。
これ、写真の一部だけが動くというものだが、こんな感じ。撮った後にマスクしたところだけが動画となって残るのだ。
せっかくなので「半分だけが動いている街」動画にしてみた。
このmoto g8 plus。最初に見たときはカメラが3つもあるのにメインのカメラは1つだけかよ、と思ったけど、よく見るとちゃんとコンセプトを持った構成になっている。
それは超広角カメラを「アクションカメラ」と定義づけしたこと。最初、超広角カメラがなぜ静止画で使えないのだー、と思ったけど、アクションカメラモード用にセンサーを90度横に向けて装着しているとしたら、静止画と共用にはしづらいからね。
その代わり、端末を手に持って自由に動画を撮るのなら、縦持ちをした方が安定して撮れる。
moto g8 plusのカメラは「静止画用4800万画素」カメラと「動画用超広角アクションカメラ」の2本立てだったのだ。
まあ、10万円以上する機種ではカメラをたくさん積んで全部できるようにしてくれ、と思うけど、3万円台のミドルクラスでありながら、静止画の画質もよくて動画はアクションカメラとして遊びながら撮れる、と思うとめちゃいい線ついていると思うわけで、そこをもっとアピールすべきじゃなかろうかと思うのである。
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