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» 2020年04月06日 11時58分 公開

楽天MNO本音レポート(6):楽天モバイル正式サービス開始直前 「楽天Linkの使い勝手」と「エリアの広がり」を検証した (1/2)

2019年10月に始まった「無料サポータープログラム」もそろそろ終わります。最近は電話やビデオ通話アプリでの取材が増えて、そこで活用することも増えました。この「楽天MNO本音サポート」も最終回です。今回は、メッセージアプリ「楽天Link」と直近のエリア拡充について触れます。

[村元正剛,ITmedia]

 いよいよ4月8日から楽天モバイル(MNO)の正式サービスがスタートします。2019年10月に始まった「無料サポータープログラム」もそろそろ終わります。ここ最近は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、新製品発表会などのイベントがライブ中継で行われることが多く、電話やビデオ通話アプリでの取材も増えてきました。そのため、使い放題の無料サポータープログラムには大変お世話になりました。有料サービスが始まっても使い続けないと申し訳ない、と思っています。

 この「楽天MNO本音レポート」も最終回です。今回は、2〜3月に使っていて感じたことを報告します。

楽天モバイル

ソフトウェアをアップデートした「OPPO Find X」に機種変更

 2月から無料サポータープログラムで使う機種を変更しました。これまでは、2019年10月に購入した「HUAWEI P30 lite」を使っていましたが、現在は「OPPO Find X」を使っています。

 Find Xは、2018年11月に楽天モバイル(MVNO)で購入し、1年ほど使って、最近はほとんど使っていなかった機種です。楽天回線に対応予定であることは知っていましたが、2019年12月25日からソフトウェアアップデートで対応したことを見逃していました。Find Xは、お値段もそれなりだったハイスペックモデルです。寝かしておくのはもったいないと思い、アップデートを試みることにしました。

 ところが、久しぶりにFind Xに充電しようとしたら、全く反応せず……。充電ケーブルを挿したまま、10分、20分と待ってみたり、一晩置いてみたり、充電しながらの電源オンを試みたりと、自分が考えうる処置は講じてみたのですが、何の反応もなく……。そこで、OPPOが2019年12月に集荷修理サービスを始めたことを思い出し、修理を依頼することにしました。

楽天モバイル OPPOの集荷修理サービスは、Webサイトから申し込める

 1月31日(金曜)にWebサイトから申し込んだところ、2月3日(月曜)には集荷に来てくれて、2月5日(水曜)には修理されたFind Xが戻ってきました。OPPOからの報告書によると、故障ではなく、バッテリー残量が0になったために「バッテリー保護モード」になっていて、回復させるには電源をオフにしたままで5分充電し続ける必要があるそうです。僕が試したときは、5分充電しても、それ以上充電しても回復しなかっんだなぁ、という疑問は残ったものの、無事に使える状態になって戻ってきたので結果オーライ。ちなみに、修理代は無料で、送料も無料でした。ありがたいです。

楽天モバイル 修理された端末は、修理対応の報告書は同封されて戻ってきた

 Find Xのソフトウェアをアップデートして、Google Playストアから「my楽天モバイル」と「楽天Link(β版)」をダウンロード。HUAWEI P30 liteからSIMを挿し替えて、Find Xが楽天回線で使えるようになりました。

楽天モバイル SIMを挿し替えるだけで、手動でAPNを設定することなく、楽天回線につながった

 なお、Find Xだけでなく、楽天モバイル(MVNO)で取り扱っていた機種の多くがソフトウェアのアップデートで楽天回線に対応します。楽天モバイルのMVNOからMNOに乗り換える場合、今使っている機種をそのまま使える場合もあるので、アップデート情報を確認してくださいね。

無料はうれしいが、ちょっと気になるところもある「楽天Link」

 1月23日から、楽天独自の通話・メッセージアプリ、楽天Linkのβ版が使えようになりました。無料サポータープログラムでは、全ての国内通話が無料ですが、正式サービスでは、この楽天Linkから発信した場合のみ無料になります。また、海外渡航時も楽天Linkを使って日本の電話番号に発信した場合は無料です。他キャリアとの差別化の上でも、非常に重要なサービスといえるでしょう。

 楽天Linkは、大手3キャリアの「+メッセージ」と同じように、SMS/MMSの進化形といえるRCS(リッチコミュニケーションサービス)を用いたサービスです。楽天MNOのユーザー同士は、無料でメッセージのやりとりができ、画像を送信したり、位置情報を共有したりできます。グループの作成もでき、「LINE」と同じような感覚で使えます。

楽天モバイル LINEと同じようにユーザー同士でメッセージのやりとりができ、「既読」も表示される。画像や音声、位置情報も送信できる

 電話は、通常の電話アプリと同じように、電話番号を入力、もしくは連絡先から引用して発信できます。筆者が使っている限り、音質はまずまずで、問題なく使えると感じました。

楽天モバイル 楽天MNOのユーザーとはお互いに認証し合うことで、「連絡先」から簡単に電話をかけたり、メッセージを送信したりできるようになる

 Find Xには一般的な「電話」アプリもあります。正式サービスでは、「電話」アプリで発信した場合は20円/30秒の通話料が掛かります。音質に違いはあるのか? 同じく無料サポータープログラムに参加している部下に協力してもらって、楽天Link→楽天回線の電話番号、楽天Link→固定回線、通常の電話アプリ→楽天回線の電話番号、通常の電話アプリ→固定回線の通話品質を比べてみました。

 筆者は、楽天Linkから発信した場合は、やや通話音量が小さく、こもった感じの音になるように感じたのですが、部下いわく「ほとんど違いは分からない」とのこと。ただし、楽天回線同士の通話では、他のケースよりも通話音声の遅延が若干長いように感じました。これには部下も「そうですね」と同意。いずれにしろ、不便を感じるほどではないので、楽天回線のユーザーは電話アプリを使う必要は、ほとんどないでしょう。

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