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» 2020年04月06日 17時00分 公開

急なテレワーク、ネット回線はどうする? 工事不要で導入できる「ワイヤレスルーター」を検討してみようモバイルdeワークスタイル変革(3/3 ページ)

[井上晃,ITmedia]
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モバイルルーターのおすすめは?

 ワイヤレスのモバイルルーターは、ホームルーターよりも選択肢は多い。先述の通り、家に据え置いて使う場合は、ホームルーターの方が通信パフォーマンスが良い傾向にあるが、持ち運んで使うことを重視するなら、モバイルルーターに軍配が上がる(当たり前ではあるが)。

 モバイルルーターはキャリアの選択肢も豊富なので、幾つかの選択肢の例を示そうと思う。

UQ WiMAX

 UQ WiMAXにはモバイルルーターもある(むしろ、こちらの方がメインだ)。プランや料金はホームルーターと同一で、通信面での使用も変わらない。

 モバイルルータの最新機種は、NECプラットフォームズ製の「Speed Wi-Fi NEXT WX06」。オンラインショップでの販売価格は1万5000円だ。ハイスピードモード時は下り最大通信速度で440Mbpsで通信できる。

 自宅などの据え置き用途で使う場合は、別売のクレードル(オンラインショップ価格3619円)を用意すると、アンテナが拡張され、WiMAX 2+/4G LTE通信では奥まった室内での通信品質が改善し、Wi-Fi通信でも機器との通信品質が向上する。

Speed Wi-Fi NEXT WX06 UQ WiMAXはモバイルルーターも充実している。Speed Wi-Fi NEXT WX06(写真)は、別売のクレードルを使うと屋内での通信品質が向上する

クラウドSIMを使ったモバイルルーター

 最近は、「クラウドSIM」を使ったモバイルルーターもある。現在地に合わせて最適な回線につながるとされており、どこにいても最適な通信環境を構築できることが一番のメリットといえる。その特性から、海外での利用に特化したサービスが多く、海外への出張や旅行の機会が多い人から支持を集めている。

 料金は使った時だけ払うもの、月額制のものなどさまざまで、ルーターはレンタル制のものが多く、一部で買い切りタイプもある。スポット利用であれば、使った分だけ払うタイプのものがおすすめだ。

 使った分だけ払うレンタルタイプのサービスとしては、例えばTFNの「My-Fi by GWiFi」がある。海外利用を想定した「海外パケットデータプラン」に加えて、国内利用に特化した「国内パケットデータプラン」も用意されている

 国内パケットデータプランの期間は「1日」から「360日(約1年)」まで8パターンあり、3日以上のものは期間内の通信データ容量を選択できる。7日以上の期間のプランでは「期間中の容量無制限」の選択肢もある(90日、180日、360日では無制限のみ)。レンタル料金は通信量込みで720円(1日プラン、3日プランの1GB)からで、端末の返却は「データチャージ(プランの利用)が3カ月間なかった場合」にすることになっている。端末の紛失/破損/盗難時は1万9800円の自己負担金が発生するが、「安心保障サービス」(月額480円)に加入すると自己負担金が減免される。

My-Fi by GWiFi My-Fi by GWiFi

 一方、月額制のレンタルタイプのサービスには「通信容量無制限」をうたうものも複数ある。ただし、その仕組み上、容量無制限をうたうサービスでは、通信速度が突然遅くなるというリスクを排除しきれないことは注意したい。

MVNOサービス(格安SIM)×SIMフリールーター

 最近でこそ音声通話に対応するプランを推す傾向にあるMVNOサービス(いわゆる「格安SIM」)だが、データ専用プラン契約を契約すれば、手頃な価格で通信用回線を確保できます。これに、SIMロックフリーのモバイルルーターを組み合わせるということも選択肢としては十分に“アリ”だ。

 例えばオプテージの「mineo」では、ドコモ回線を利用する「Dプラン」とau回線を利用する「Aプラン」に対応するモバイルルーター「Aterm MR05L」(NECプラットフォームズ製)2万2800円で販売している。通信費は10GBプランなら月額2520円なので、「テレワーク用の回線は必要だけれど、それほど通信量を必要としない」という場合には選択肢として検討に値する。

 ただし、格安SIMは時間帯によっては十分な通信速度が出ないこともある。とりわけ、Web会議などでの利用を想定している場合は気を付けよう。

Aterm MR05L mineoではAterm MR05Lをセット端末として販売している

docomo 5G(NTTドコモ)

 NTTドコモの5Gサービスは、下り最大3.4Gbps/下り最大182Mbps(ミリ波対応端末は下り最大4.1Gbps/上り最大480Mbpsまたは1.68Gbps)と、光インターネット並みの高速通信を実現している。プランは端末の種類を問わず「5Gギガホ」「5Gギガライト」「5Gデータプラス」の3つから選択することになる。

 5Gギガホについては、キャンペーンではあるがXi(LTE)エリアを含む全エリアで月間容量が無制限であることが大きな魅力。テレワークにおいて非常に大きな味方となることは間違いない(キャンペーン終了後は月間100GBの制限が設けられる予定)。5Gギガホの月額料金は7650円で、定期契約期間はない(※3)。

(※3)定期契約のある料金プランから契約変更した場合は、変更前のプランの定期契約期間内に解約すると解約金が発生します

5Gギガホ 5Gギガホを契約すれば、当面の間はXi(LTE)エリアも含めて通信容量が無制限となる

 現時点において5G端末はスマホしかないが、5月下旬以降に「Wi-Fi STATION SH-52A」というモバイルルーターが登場する。

 SH-52Aはミリ波対応で、特定の5Gエリアでは下り最大4.1Gbps/上り最大1.68Gbpsの通信に対応する。大容量のデータを送信しなければならないシーンにおいて大活躍が期待される。Xiエリアでも、下り最大1.7Gbps/上り最大131.3Mbpsとかなり高速だ。

 機器との接続は「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)」や2.5Gbpsの有線LAN(2.5GBASE-T)に対応しており、5GとXiの超高速通信を生かしやすくなっている。5G通信を限界まで堪能した場合は、PCとUSB 3,0で直結するという選択肢も用意されている。

 現時点において、SH-52Aは5Gギガホのメリットを一番享受できそうな端末の1つ……なのだが、先述の通り発売は5月下旬以降の予定。「そこまで待てない!」ということであれば、5Gスマホを買って、Wi-FiまたはUSBでテザリングするという選択肢もある。

SH-52A NTTドコモから発売予定の5Gモバイルルーター「Wi-Fi STATION SH-52A」。モバイルルーターとしては少し大きめだが、従来のモバイルルーターよりもハイスペックだ

 ここまで挙げた通り、ワイヤレスルーターは非常に選択肢が多い。まず、ホームルーターかモバイルルーターのどちらにするかを決めて、そこから自身にあったサービスを絞り込むと良いだろう。

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