世界を変える5G

「使い放題」か「カウントフリー」か 3キャリアの5G向け大容量プランの違い携帯料金 A to Z

» 2020年05月07日 16時00分 公開
[井上晃ITmedia]

 5Gの商用サービスがいよいよ始まり、まずは6GHz未満のSub-6帯を活用した通信が対応機種で利用できるようになった。5Gの対応エリアはまだ少なく、外出自粛も続く中、5Gを活用できる機会は限られるが、改めて各社の大容量プランについておさらいしておきたい。

NTTドコモの「5Gギガホ」

 NTTドコモは2020年3月25日から5G対応の大容量通信プラン「5Gギガホ」を提供。現時点で下り最大3.4Gbps、上り最大182Mbpsの通信が可能で、ミリ波を利用する6月からは下り最大4.1Gbps、上り最大480Mbpsの速度をサポートする(いずれも理論値)。

 利用できる通信量は1カ月あたり100GBだが、現在は「データ量無料制限キャンペーン」によって無制限となり、終了時期は未定。そのまま正式な内容になる可能性もある。月額料金は7650円(税別、以下同)で、定期契約による割引はない。なお「5Gギガホ割」によって、最大6カ月間は1000円が割り引かれる。

5Gギガホ NTTドコモ「5Gギガホ」の料金体系

 音声通話は20円/30秒で、家族間は無料。音声通話定額オプションとしては、月額1700円で国内通話がかけ放題になる「かけ放題オプション」と、月額700円で1回あたり5分以内の国内通話が無料(超過分20円/30秒)になる「5分通話無料オプション」の2つを選べる。なお、「5Gギガホ音声割」によって、12カ月間は音声定額プランの料金が700円割引になる。

auは3つのプランを展開

 KDDIは2020年3月26日から、「データMAX 5G」をベースにし、コンテンツが付属する「データMAX 5G Netflixパック」の2プランを提供中。加えて同年6月から「データMAX 5G ALL STARパック」も提供する予定だ。auでは、2年間の定期契約による割引が選択できる。定期契約を利用しない場合には、170円が上乗せされる。

 データMAX 5Gプランは容量無制限で通信できるプランだが、テザリング、データシェア、世界データ定額の合計の通信量には、月30GBの上限が設定されている。

 「2年契約N」を適用すると月額料金は8480円だが、「5Gスタートキャンペーン」により、25カ月間は1000円が割り引かれる。通信量が2GBを下回った月は自動で1480円が割り引かれることも特徴だ。

 通話料金は20円/30秒で、家族間は無料。通話の利用頻度が高い場合には、月額1700円で国内通話がかけ放題になる「通話定額」と、月額700円で1回5分以内の国内通話が無料(超過分は20円/30秒)となる「通話定額ライト」の2種類を選択できる。

データMAX 5G au「データMAX 5G」の料金体系

 データMAX 5G Netflixパックは、データMAX 5Gをベースにし、「Netflix(ベーシックプラン)」および、KDDIとテレビ朝日の合弁会社が提供する動画配信サービス「TELASA」も利用できるプランだ。月額料金は2年契約N適用時で9480円で、データMAX 5Gより1000円高い。

 5Gスタートキャンペーンにより、25カ月間は1000円が割り引かれ、通信量が2GBを下回った月は自動で1480円が割り引かれることは共通する。一方、テザリングやローミングなどで消費する通信量の上限が倍の合計60GBに設定されている。

データMAX 5G Netflixパック au「データMAX 5G Netflixパック」の料金体系

 6月から提供予定の「データMAX 5G ALL STARパック」は、データMAX 5G Netflixパックが対応したコンテンツに加えて、「Apple Music」と「YouTube Premium」も利用できるプランだ。月額料金は、2年契約N適用時で1万980円。

 5Gスタートキャンペーンによる25カ月間1000円割引と、2GBを下回った月の1480円割引は、こちらのプランでも共通。テザリングやローミングなどで消費する通信量の上限は、Netflixパックよりもさらに多い80GBに設定されている。

ソフトバンクの「メリハリプラン」

 ソフトバンクが2020年3月12日から提供している「メリハリプラン」は、月額980円の「基本プラン(音声/データ)」と月額6500円「データプランメリハリ」を合わせた総称。合計7480円で月50GBまでの高速通信を利用できる。また、1カ月に利用した通信が2GB以下の場合には、自動で1500円分が割り引かれる。「半年おトク割」の適用により6カ月間は1000円が割り引かれる。

 同プランでは5G向けと4G向けの料金プランを兼ねている。5Gの通信サービスを利用する場合には、月額1000円の「5G基本料」への加入が必要だが、2020年8月31日までに契約した場合、25カ月間は5G基本料が無料となる。

メリハリプラン ソフトバンク「メリハリプラン」の料金体系

 同プランの純粋な通信量上限については、ドコモやauのプランと比べると見劣りするが、「YouTube」や「Amazon Prime Video」などを筆頭に、対象の動画サービスやSNSで消費する通信量がカウントされない点(カウントフリー)が魅力だ。

 通話料は家族間が無料、家族以外は20円/30秒となる。通話定額オプションとして、月額1800円で国内通話が使い放題となる「定額オプション+」と、月額800円で1回5分以内の国内通話が無料になる「準定額オプション+」の2種類を選べる。どちらも「留守番電話プラス」「割込通話」など、複数の通話関連有料オプションサービスが含まれる。

5G料金 3キャリアの料金プランを比較。5Gギガホは6カ月間はキャンペーンにより6650円となる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月27日 更新
  1. 「海外からの迷惑電話が解消した」との声も NTTタウンページの「詐欺対策」アプリ、累計100万ダウンロード突破 (2026年06月25日)
  2. 年会費9万9000円の価値はある? 最上位クレカ「Olive Infinite」と「Visa Infinite」の違いと持つべき人 (2026年06月25日)
  3. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  4. スマホの短期解約、最長1年の「継続利用」容認で抑制へ 「お試し割」は統合 総務省が取りまとめ (2026年06月25日)
  5. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  6. 「実質24円」は今後も続く? スマホ残価設定は「現状維持」、残価率の一律化は「適当ではない」と総務省が評価 (2026年06月25日)
  7. iPhoneそっくりなだけじゃない、コラボモデルもある「HONOR 600 Pro」 (2026年06月26日)
  8. 「日本は6G周波数の議論すら始まっていない」 クアルコムが抱く危機感と、AI時代の次世代通信 (2026年06月26日)
  9. ソニー「aibo」の国内販売終了 なぜ、人に愛される存在になったのか (2026年06月25日)
  10. iPadやMac値上げでiPhoneはどうなる? Apple直販は価格維持も、キャリアや量販店で値上げの動きが続く (2026年06月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー