「楽天モバイル」の課題は“認知不足”? 三木谷氏がサービス開始後の1カ月を振り返る(2/2 ページ)

» 2020年05月13日 20時27分 公開
[田中聡ITmedia]
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MVNOからの移行は1年で70%進めたい

 楽天モバイルのMVNOからMNOへの移行については、先述したRakuten UN-LIMITのメリットがあまり伝わっていないため、「加速させる必要がある」と三木谷氏。「MVNOとMNOでは、時間帯によっては10〜15倍のスピード差が出ているので、しっかりコミュニケーションすることで、1年で70%くらいは移行してもらいたい」と目標を話す。MVNOサービスを終了する時期は「ユーザーの移行を見ながら判断したい」と述べるにとどめた。

2021年3月までに人口カバー率70%を目指す

 基地局については、2020年3月までに4400局の開設することを2月の決算会見で予告していたが、3月末時点で4738局が電波発射済みだといい、当初予定していた「3432局」を上回った。基地局の契約を結んでいる4555局を合わせると9293局となる。三木谷氏は前倒しで基地局の建設が進んでいることを強調し、2021年3月までに楽天エリアの人口カバー率70%を目指す。

楽天モバイル 基地局は前倒しで展開している
楽天モバイル 容量無制限の楽天エリアは、2021年3月までに人口カバー率70%を目指す
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