Find X2 Proの最大のセールスポイントはカメラだ。背面にはハイブリッド10倍ズームで撮影できるトリプルカメラを搭載している。3つのカメラの構成は、上から望遠(約1300万画素)、超広角(約4800万画素)、広角(約4800万画素)となっている。
幅広い撮影シーンに対応する広角カメラは、ソニー製の1/1.4型の新型センサー「IMX689」をいち早く搭載。レンズはF1.7と明るく、光学式手ブレ補正機能も備えている。超広角レンズはF2.2で、120度の視野角を撮影でき、「マクロモード」撮影にも使われる。望遠レンズはReno 10x Zoomと同じ「ペリスコープ構造」を採用し、ハイブリッドで10倍、最大60倍までのズーム撮影が可能。光学式手ブレ補正も付いている。
では、実際に撮影した写真を見ていこう。ズーム倍率は「超広角」「1×」「2×」「5×」「10×」をワンタッチで切り替え可能で、スケールをなぞってシームレスな倍率設定も可能だ。
OPPOによると、ハイブリッドズームは「16〜160mmの焦点距離をカバーしている」とのこと。つまり、超広角(0.6倍)から6倍までは、どの倍率で撮っても画質はほとんど劣化しないように補正されるようだ。しかし、実際には、「10×」で撮っても、画質劣化はほとんど気にならなかった。
いろいろな被写体を撮影してみて、画質は非常に良いと感じられた。照明によって色調が不自然になったり、極度に明るくなったり暗くなったりすることもなかった。カメラの進化を評価するために、筆者が使っていた前モデル「Find X」とも撮り比べてみた。
AIによる被写体・シーン認識にも対応していて、適用されると、より映える色に補正される。それを「AIダズルカラー」と呼ぶらしい。撮り比べてみると、オンでは鮮やかに、オフではナチュラルな色調で撮れるようだ。好みが分かれそうだが、プレビューを確認してオン/オフに切り替えられるので、使い勝手は良い。
筆者は普段、動画を撮ることが少ないが、Find X2 Proを手に持って、歩きながら撮影してみたので、動画画質が気になる人は参考にしていただきたい。手ブレ補正機能の効果か、画面の揺れが気にならない動画が撮れた。
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