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» 2020年05月20日 16時00分 公開

見せてもらおうか 楽天モバイル「容量無制限」の実力とやらを5分で知るモバイルデータ通信活用術(2/3 ページ)

[島田純,ITmedia]

Rakuten UN-LIMITには「1日10GB」の容量制限がある?

 先述の通り、Rakuten UN-LIMITは自社エリア内であれば月間のデータ容量に制限がありません。しかし、筆者が検証した限りでは、当日内のデータ通信量が10GBを超過すると通信速度制限がかかるようです。この制限は当初「上下最大1Mbps」程度とやや厳しめでしたが、4月30日時点では「上下最大3Mbps程度」に緩和されたようです。また、この制限は「無料サポータープログラム」で契約した人には適用されず、あくまでもRakuten UN-LIMIT契約者が対象となります。

 速度制限の適用中は、それを理解した上でWebサイトの見る程度であれば十分使えます。しかし、“普段通り”にいろいろなデバイスを同時につないでおく固定回線的に使い方は難しいです。

速度 Rakuten UN-LIMITで当日速度制限にかかると、上下最大1Mbps(4月30日時点では上下最大3Mbps)程度になる

ひとまず「ギガホ」でバックアップすることに

 そこで、MR05LNの「自動SIM切替」設定を活用することにしました。通信量が1日当たり10GBを超える直前に通信するSIMカードを自動的に切り替えることで、速度制限を回避する作戦です。ちなみに、切り替え先は2020年の始めに契約したNTTドコモの「ギガホ」回線です。

 ギガホは現在、「ギガホ増量キャンペーン2」によって月間の高速通信容量が60GBとなっています。30日で割ると、1日当たり2GBくらいは使えます。Rakuten UN-LIMITと合わせて「1日12GB」は通信できる計算です。

 これでも足りない場合のバックアップは、メイン回線で契約している「5Gギガホ」です。普段は5Gスマホ(Galaxy S20 5G SC-51A)で使っているもので、仕事の電話連絡にも使っているのですが、ひとまず「転送でんわ」を使って別の番号に転送することで対処。「おサイフケータイ」も利用中ですが、しばらくは「Apple Watch」のApple Payで代用しよう……と準備を進めたのですが、今の所はバックアップを発動せずに済んでいます。

設定で回避 通信量が9.8GBに達するとSIMカードを自動で切り替えるように設定

ほぼ毎日「1日10GB」に到達

 楽天モバイルを固定回線代わりに使っている期間中が、ほぼ毎日「1日当たり10GB」に達しました

 最大の理由は、「新型コロナウイルス」の影響で家で過ごす時間が増えた家族が、「Amazon Prime Video」などの動画配信サービスを見る機会が増えたことにあります。

 速度制限のかかっていない状態のRakuten UN-LIMIT回線は、筆者の自宅では必要十分な通信速度を確保できます。「モバイル回線で速度が遅いから、動画視聴は我慢しないと」と思うことは全くありませんでした。MVNO回線にありがちな「平日のランチタイムに速度が著しく低下する」というような問題も見受けられませんでした。

15分間隔でテスト 平日の12時台、15分間隔で通信速度をチェック。通信が混み合いがちな時間帯だが、極端な速度低下は発生しなかった

 通信する場所、時間帯、移動中か静止中か、容量制限に達しているかいないか――モバイルデータ通信の通信速度はさまざまな条件に左右されます。あくまでも筆者の自宅に限った話ではありますが、速度制限さえなければ、楽天モバイルの自社回線は十分に固定回線の代わりになります。結果的に、楽天モバイル回線のデータ通信量は月間100GBを超えました。

100GB超 MR05LNの端末内計測では、131.65GBを記録。通信容量がかさむということは、快適さの証拠でもある

 あくまで楽天モバイルの自社エリア内であることが前提ですが、何らかの理由で固定インターネット回線をすぐに用意できない場合や、急きょ決まったリモートワークやオンライン授業のために、「すぐに使える回線」としてRakuten UN-LIMITの契約をするのも“あり”です。

エリアマップ 楽天モバイルの自社エリア(楽天回線エリア)内なら、固定インターネット回線の代用として検討する価値あり

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