Web会議システムの定番 「Zoom」をスマホで利用する方法と注意点(3/3 ページ)

» 2020年05月28日 06時00分 公開
[房野麻子ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

録画や録音はできる?

 Zoomはミーティングを録音・録画することができる。スマホの場合も可能だが、端末内に保存することはできず、録音・録画データをクラウドに保存することになる。クラウドへの記録は有料契約しないとできないので、録画・録音をしたい場合はプロプランの契約を検討しよう。

 有料プランを契約すると、ミーティング中の「詳細」メニューに「クラウドにレコーディング」というメニューが表示される。それをタップするとレコーディングが開始し、右上にレコーディング中を示すインジケーターが出る。それをタップすると一時停止、停止ができる。

 録画の保存が完了すると、メールで通知が届く。メール内のURLから録画を確認したり、映像を共有したりできる。

 なお、PCからミーティングに参加している人は、無料で使っていても端末内(ローカル)には録画できる。録画のボタンをクリックすると、ホストの許可が必要とのポップアップが出るが、これが出たからといってミーティングのホストに通知が届いているわけではない。ミーティング中に口頭やチャットで録画したい旨を伝える必要がある。ホストは、ミーティング画面の「参加者」メニューからレコーディングの許可を与えることができる。

photophoto 録画は「詳細」→「クラウドにレコーディング」で。録画は基本的にホストが行う。参加者が録画する場合は、ホストの許可が必要だ(写真=左)。録画の許可は「参加者」のメニューから。許可したいメンバーを選び、「レコーディングの許可」をタップする(写真=右)

photo 録画の保存が終了するとメールで通知が届く。メール内のURLにアクセスして録画を確認でき、共有用のURLとパスワードを知らせて映像を他の人と共有できる

Zoom利用の注意点

 Zoomのミーティングは、ミーティングURLをクリックすると入れてしまう。特にビジネスで利用する場合、関係者以外の人が事前に連絡もなくミーティングに参加するなどあり得ない事態だ。ミーティングURLとパスワードの管理は厳重にしよう。

 ホストはミーティングの映像を録画して公開できるが、これは慎重に行いたい。必ず参加者に了解を得てから公開するようにしよう。

 Web会議やZoom飲み会のマナーなどが語られるようになってきたが、基本的な考え方は対面の会議、飲み会に参加する際と同じだ。ただ、飲み会は「ラストオーダー」の時間がないため、だらだらと長く続きがちになる。参加者で話し合い、勝手に退出していいことにする、終了時刻を決めておく、タイマーをセットしておくなどの工夫が必要だと、参加した回数は少ないながらも感じている。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  5. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  6. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  7. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
  10. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年