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» 2020年05月31日 06時00分 公開

マイナンバーカードで給付金10万円をスマホから申請、さらに5000円還元もゲットする方法(1/4 ページ)

特別定額給付金の申請と受け取りが始まっています。マイナンバーカードがあれば、申請はスマホで済みます。オンラインでの申請方法について解説しましょう。

[島徹,ITmedia]

 10万円の特別定額給付金事業が開始され、受け取りに必要な申請方法としてiPhoneやAndroidスマートフォンと、マイナンバーカードを使った「オンライン申請」が注目を集めています。確定申告でe-Taxを利用している人なら、PCでおなじみの方法です。

特別定額給付金 世帯の家族一人当たり10万円が給付される「特別定額給付金」の申請がオンラインでも開始されました

 オンライン申請への対応状況は自治体により大きく異なりますが、多くの自治体は申請を開始しており、既に10万円の振り込みを開始している市区町村もあります。

 さらに、スマホとマイナンバーカードを使うと、7月から登録が始まる総務省「マイナポイント事業」にて、9月以降のキャッシュレス決済の利用で25%(最大5000円分)還元を受け取ることもできます。一緒に手続きしない手はありません。

マイナポイント マイナンバーカードがあれば、キャッシュレス決済で25%還元を受けられる「マイナポイント」にも登録できます

 そこでこの記事では、特別定額給付金のオンライン申請の実際の手続き方法や、マイナポイントの予約登録、マイナンバーカードの実際の機能について紹介していきます。

マイナンバーカードで10万円を早く受け取り!マイナポイントの5千円還元も

 10万円の「特別定額給付金」は、自治体の住民基本台帳(4月27日時点の状態)をもとに、住民票における世帯主が申請すると、世帯の人数×10万円を銀行振込で受け取れるというものです。申請期限は自治体(市区町村)の郵送申請の開始日から3カ月以内なので、7月末までに申請を完了しておくと確実です。

 申請方法は「郵送申請」と「オンライン申請」の2種類あり、自治体によってそれぞれの対応と申請開始時期、10万円の振り込み時期は大きく異なります。市区町村の対応状況は総務省の定額給付金ポータルサイトからも確認できます。

特別定額給付金 特別定額給付金の申請方法は、郵送とオンラインの2種類。それぞれ自治体によって受付開始時期が異なります

 郵送申請は基本的な申請方法です。多くの自治体は5月下旬または6月から順次申請書の郵送を開始する予定で、到着したら必要事項を書いて返信します。10万円の振り込みは6月中の開始を予定する自治体が多いです。

 オンライン申請は、今回紹介するiPhoneやAndroidスマートフォンと、マイナンバーカードの電子証明書を利用する申請方法です。10万円の振り込みは早いところでは開始済み、多くの自治体は5月下旬から6月上旬の振り込み開始を予定しています。

 2020年5月の現在は、オンライン申請の方が郵送申請よりも先に申請を受け付けてもらえる自治体が多く、申請に問題がなければ郵送申請よりも早く10万円を受け取れる可能性があります。

 なお、オンライン申請には対応スマートフォンとマイナンバーカードが必要です。これからマイナンバーカードの交付申請をする場合、受け取りまで1カ月以上かかると案内している自治体が多いです。定額給付金の受け取りだけなら、これからマイナンバーカードの交付を待つよりも郵送申請の方が早いことが多いでしょう。

マイナンバー マイナンバーカードに関連する手続きや新規交付が増えており、現在手続きには時間がかかります(画像は川崎市の場合)

 ただ、前述の通りマイナンバーカードがあれば、7月から登録が始まり9月より開始の「マイナポイント」の25%の還元(最大5000円分)を利用できます。特別定額給付金の申請には間に合わなくとも、早いうちにカードの発行を申請しておくとお得です。通知カードと一緒に送られた申請書があれば、スマホや対応する証明写真機ですぐに申請できます。

スマホで特別定額給付金を申請するために必要なもの

 まずは、スマートフォンを使った特別定額給付金のオンライン申請の準備をしましょう。一部で報道されている書類不備の多さは、総務省のポータルサイトなどの説明不足によるものも多いのですが、この記事の内容を確認しておけばおおむね回避できます。

 申請する際、必要なものや確認すべきものは以下の4つとなります。

1:マイナポータルでの申請に対応したiPhone、Android

 iPhoneはiPhone 7以降かつiOS 13.1以上に更新すると利用できます。Androidは、ここ4年以内に発売されたNFCに対応している機種の多くで利用できます。対応機種の詳細はマイナポータルのサイトから確認できます。

iPhone SE(第2世代) 最新のiPhone SE(第2世代)もマイナンバーカードの電子証明書を読みとれる。マイナポータルから特別定額給付金のオンライン申請が可能

2:住民票

 現在の住民票の内容を把握しているでしょうか。申請時に住民票と異なる内容を記載すると書類不備になるので、住民票の内容をあまり覚えていない場合や、大家族や1人暮らしの他、家族構成がやや複雑な場合は「住民票の写し(世帯全員)」で確認しましょう。

 特別定額給付金を申請できるのは基本的に住民票に記載された世帯主で、同時に申請できるのは住民票の写し(世帯全員)に記載された人だけです。

 多くの自治体は、マイナンバーカード(電子証明書入り)を使ったコンビニのマルチコピー機での住民票の写しの発行に対応しているので活用しましょう。

マイナンバーカード マイナンバーカードがあれば、コンビニのマルチコピー機で「住民票の写し(世帯全員)」を発行できます

3:銀行口座を確認できる通帳などの書類

 銀行口座の確認で「銀行名」「口座番号」「カナの氏名」の写った画像の添付が求められます。キャッシュカードか通帳をスマホのカメラで撮った画像、またはオンラインバンクの画面の添付で問題ありません。

 確実なのはキャッシュカードです。多くの銀行が「銀行名」「口座番号」「カナの氏名」の3点を記載しています。通帳だと1ページ目を開かないとカナの氏名が記載されていないことが多く、表紙では書類不備になりがちです。

キャッシュカード キャッシュカードの多くは「銀行名」「口座番号」「カナの氏名」が併記されており、口座確認の画像提出に最適

4:マイナンバーカード(電子証明書入り)と暗証番号

 オンライン申請では、マイナンバーカードのICチップに記録されている「電子証明書」をスマートフォンで読み取って、オンライン申請での個人確認とします。なお、今回の手続きでマイナンバー(個人番号)は一切関係ないので、紙の通知カードでは申請できません。

 ここでマイナンバーカードの電子証明書や、マイナンバー(個人番号)との違いについて興味を持つ人もいるでしょうが、話が逸れるのでこの記事の最後で簡単に紹介します。

 今回使うマイナンバーカードの「電子証明書」に関するトラブルで多いのが以下の3件です。なお、iPhoneやAndroidスマートフォンで「JPKI利用者ソフト」アプリを使って電子証明書を読み込めれば問題ありません。

マイナンバーカード オンライン申請で電子証明書を利用できるかの確認は、「JPKI利用者ソフト」アプリを使って「自分の証明書」からマイナンバーカードを読み込んで確認できます。有効期限の情報も確認できます
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