テレワークでモバイルルーターを契約した人はどれぐらい? MMDの調査から

» 2020年06月10日 16時45分 公開

 MMD研究所は、6月10日に「在宅勤務における自宅のインターネット通信回線の実態調査」の結果を発表した。

 予備調査では、スマートフォンを所有する全国の20歳〜69歳のビジネスパーソン3万4994人に、新型コロナウイルス影響下での勤務形態、自宅で加入しているインターネット回線について聴取。本調査では、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務となり、固定回線(光回線)、ホームルーター、モバイルルーターを利用している全国20歳〜69歳のビジネスパーソン各500人、計1500人を対象に行った。調査期間は5月19日〜5月22日。

 スマートフォンを所有する全国の20歳〜69歳のビジネスパーソン3万4994人へ、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務(テレワーク)を行っているかを聞いたところ「在宅勤務を行っている」が18.9%、「時差出勤と在宅勤務を並行して行っている」が12.0%、「時差出勤を行っている」が5.7%、「通常出勤を行っている」は49.4%となった。

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 新型コロナウイルスの影響で「在宅勤務者」を経験したユーザーを対象に、在宅勤務の前後で自宅のインターネット回線を新たに契約したり、変更したりしたかをサービス別に聞いた。新たに契約した割合は「光回線」が7.3%、「ホームルーター」が15.0%、「モバイルルーター」が14.3%という結果となった。

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 自宅で利用しているサービスを聞いたところ(ホームルーターとモバイルルーターは複数回答)、光回線は「ドコモ光」が30.4%、ホームルーターは「SoftBank Air」が66.6%、モバイルルーターは「WiMAX」が52.6%でそれぞれトップに。インターネット回線の満足度を聞いたところ「光回線」が87.6%、「ホームルーター」が80.2%、「モバイルルーター」が76.2%となった。

 サービス別の満足点は、光回線は「通信が速い・安定している」が39.7%、ホームルーターは「工事が不要」が53.1%、モバイルルーターは「ネットがすぐに使える」が46.5%。不満点を聞いたところ、3回線とも「通信速度が遅い、安定性が悪い」が最も多くなった。

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 在宅勤務で利用しているビジネスツールと、在宅勤務で利用が増えたビジネスツールをそれぞれ複数回答で聞いたところ「ビデオ通話/WEB通話」が56.5%、利用が増えたという人が48.6%といずれも多い結果となった。また、ビデオ通話/WEB通話の利用者に使用しているビデオ通話(オンライン会議)サービスを複数回答で聞いたところ「Zoom」が48.9%で最も多く、次いで「Skype」が31.8%、「Microsoft Teams」が25.3%と続いた。

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