2020年6月15日〜2020年6月21日
ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2020年6月15日から2020年6月21日までの1週間について集計し、まとめました。
今回の集計期間におけるアクセス数の1位は、Huawei(ファーウェイ)の「AppGallery」の実情を伝えるレビュー記事でした。
ITmedia Mobileでも何度かお伝えしている通り、米商務省による事実上の禁輸措置により、Huaweiの新型スマートフォンは「Google Play」や「YouTube」といったGoogleアプリを内包する「Google Mobile Services(GMS)」を省いた状態で販売されています。その代わり、自社のアプリマーケット「AppGallery」を含む「Huawei Mobile Services(HMS)」を使ってアプリを提供しています。
AppGalleryには「LINE」「NAVITIME」といった国内企業のアプリも掲載されるようになってきました。しかし「Twitter」「Facebook」「Instagram」といった米国企業が提供するアプリは、米商務省による制裁のためか含まれていません。例外的にMicrosoftのアプリは掲載されていますが、これは制裁前からの協業(≒契約)があったためだと思われます。裏技として、Amazonが提供している「Amazonアプリストア」を活用してアプリをインストールする方法もありますが、それでも全てのアプリをカバーできるわけではありません。
新しいHuaweiスマホでGoogle Play――もうかなわないことなのでしょうか……?
ランキングの2位には5Gスマホ「Xperia 1 II」のカメラレビューが、7位にはAdobeのアプリ「Photoshop Camera」のレビューが入りました。
最近のスマホカメラは、全体的に「映え」を重視するものが増えています。短い時間ながらもPhotoshop Cameraを試した限りでは、このアプリも「映え」の文脈から生まれてきたのだと思います。
一方で、前も言いましたが、Xperia 1 IIのカメラは現在のスマホでは珍しい「写“真”」を志向するものです。写真は「印象的」であるよりも「記憶」であってほしいと思っている自分としては、Xperia 1 II(や、ここ最近のXperiaのカメラ)のアプローチはすごくありがたいです。
とはいえ、Instagramなどにアップロードする写真は印象的なものにしたいわけです。そういうときにPhotoshop Cameraを使えれば……と思ったのですが、Androidスマホで対応している日本にある機種は、現時点においてPixelシリーズとハイエンドのGalaxyシリーズ(Galaxy S9シリーズ以降、Galaxy Note9シリーズ以降)だけ。Xperiaシリーズは1つも入っていません。
Xperia 1 IIでPhotoshop Cameraが使えれば、個人的には最強のカメラフォンの完成なのですが、対応機種は広がるのでしょうか……?
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