次は新機能「HUAWEI Golden Snap」の3つが使い物になるか、探ってみたり遊んでみたり可能性を感じたりしてみたい。
AIが仕事をして自動的に一番いい瞬間を選んでくれるという「AIベストモーメント」。
まずアニメーション写真モードにする。これ大事。
そうすると「AI」がオフになる。これ残念。アニメーション写真とAIって排他的なのだ。
で、アニメーション写真をオンにするとフルサイズ(1250万画素)で連写したものを1つのJPEGファイルとして記録する。その中からAIが自動的に3枚ほど写真をピックアップしてくれるのだ。
撮ってからギャラリーを開くと「王冠」バッヂが付いているコマがあるはず。
その中から気に入ったものを選んで「カバー写真」にして保存すればOK。連写した中からいいものをカメラが選んでくれるというわけである。被写体はなんでもいい。たぶん。
電車でも。
次は通行人を削除……ちょっと物騒なネーミングだけど、まあそういう機能だ。アニメーション写真でカメラを動かさずに撮ると、メインの被写体は静止しているけど後ろの通行人は動いているわけで、それを利用して通行人を消すということかと思うのだが、よく見ると「フレーム内の任意の端から来る最大2人まで」とけっこう制限が厳しい。
えっと、日常生活でそういう条件で通行人を消したいって難しくない?
ともあれ挑戦。
さあ、背景の2人は消せるか。「端から来る」という条件には合致していないけど……。かくして結果はというと、1人消えました。
後ろの人が消えていないのは、カートをひっぱっていたからだろうか。うまくいかないときはちゃんと理由も言ってくれる。
で、やってみて思ったのだけど、「通行人がいない瞬間を撮るつもりが、撮影の瞬間フレームの外からすっと1人か2人が入ってきてしまった」ときにいけそうな気がする。
そういうシチュエーションって多いはず。シャッターを切った瞬間、知らない人がすっと後ろを横切っちゃうとか。フレームの外から入ってくるからよほど気を付いていないと気付かないし。
というわけで、今回はちょっとうまくいかなかったけど「この機能が生きるシチュエーションはある!」ということで。
アニメーション写真をオンにしなきゃいけないのが(しかもAIと排他的)ネックかなと思うけど、これ、次期モデルではそういう制限なしでいけるようになる気がしております。
個人的にめちゃ欲しいのがこれ。車窓から景色を撮ろうとしたら車内の照明が反射して邪魔とか、ガラス越しに撮りたいときに室内の反射が邪魔とか。もしそういう反射をAIの力で除去できるのなら素晴らしい。
説明会ではこれもアニメーション写真の方が効果的という話があったけど、アニメーション写真にしなくても除去できるときはできるので試してみるべし。
これも、ギャラリーから「反射を除去」を選ぶだけだ。面白いのでオリジナルと除去を交互にどうぞ。見比べると、ガラス越しの風景。反射が何カ所か消えているのが分かるはず。
水面はいけるか?
ちょっといけた。
あと、掲示物をメモ代わりに撮りたいときあるじゃない。でも、反射して撮れない、あるいは反射しないように撮るとすげー斜めから撮らなきゃいけなくて……ってことあるよね。
というわけでそんなシチュエーション。
けっこう頑張っていると思う。原理的に無理なところは無理だものね。それ以外は粘っている。
それ以外でも、このギャラリーアプリはいろいろと使える。例えば逆光で白っぽくなったときや、逆光でレンズによるゴーストがいっぱい出ちゃったとき。
でもまあ、つまるところ「ギャラリーの自動補正が賢くなった」という結論かもしれない。
完璧じゃないけど、これはありがたい。
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