ラギッドアーマーは、米軍軍事規格のMIL規格(MIL-STD 810G-516.6規格)を取得。Spigenの定番ともいえるブラックのシンプルなデザインが魅力のケースだ。
素材には柔軟かつ変形しにくいTPU素材を採用しているのだが、一般的なケースと違って繊細なマット仕上げだ。そのサラッとした質感と握りやすさ、指紋のつかなさは価格を超える高級さを感じさせてくれる。
耐衝撃の面では前述の四隅のクッションやフチの形状に加えて、クモの巣状の衝撃吸収加工により衝撃の吸収性能を高めているという。
実際に使ってみると、側面に滑り止め加工が施されており手でしっかりとホールドしやすい。また、ボリュームキーの上下それぞれとシャッターキーのカバー部分は、細かな溝を作ることで力の入れやすさと押し心地を良好にしている。長期間使う製品だけに、普段の操作が楽になる配慮はうれしい。
透明なリキッドクリスタルは、ケースを着けたままでもXperia 1 IIの本体カラーやデザイン性を楽しみたい人にベストなケースだ。TPU素材の厚みや四隅のクッションなどの耐衝撃性能は、クリアケースの中でも高いレベルにあるといっていいだろう。サイドキーのカバー部分も押しやすいものとなっている。
また、クリアケースで気になるのが背面パネルとの間に張り付きによる見た目のムラができやすい点だが、Spigenのリキッドクリスタルは繊細なドットパターンを施すことで、背面パネルの透明感や張り付きを防止している。こういった細かな気配りは、さすがスマホ向けケースを作り続けているSpigenと感心させられる。
新型コロナウイルスの影響で店頭を訪れる機会が減り、ECサイトの利用が増えたという人だと、実物を手に取って試すのは難しい。今回紹介したSpigenのケースは、厚みやスリムさ、実際に装着したときのフィット感いずれも良好だ。長く使うスマホだけに、Spigenのケースは選択肢に入れてもいいだろう。
「Xperia 1 II」を2週間使って感じた“反転攻勢”の仕上がり ただし内蔵アプリに不満も
「Xperia 1 II」のカメラを試す(前編) 本職デジタルカメラ的な写りが魅力
ソニーモバイルに聞く「Xperia 1 II」 5G対応からカメラの進化、イヤフォンジャック復活まで
auの「Xperia 1 II」は5月22日発売 13万3600円(税込み)
前モデルとの違いは? 写真で解説する「Xperia 1 II」と「Xperia 10 II」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.