Xiaomiは7月15日、「Xiaomi Ecosystem Product Launch」を開催。IoTデバイスの新モデルとともに、エントリー向けのスマートフォン「Redmi 9」シリーズ3機種を発表した。ただし日本での発売は未定。
Redmi 9はエントリーレベルのスマホでありながら「more(もっと、増し)」な品質がコンセプト。他のエントリー向けスマホが、ディスプレイや速度、バッテリー、カメラなどでスペックダウンしているのに対し、Redmi 9ではよりハイスペックだという。
例えばディスプレイは競合モデルよりもサイズが大きく、なおかつ高解像度だとアピール。Redmi 9は6.53型フルHD+ディスプレイで、CorningのGorilla Glass 3を採用。また、5020mAhの大容量バッテリー、MediaTekのオクタコアCPU、Helio G80、4GBまでのメインメモリ、18Wの急速充電、512GBまでのストレージを搭載している。もちろんデュアルSIMに対応し、microSDスロットも備えている。
カメラのスペックもこの価格帯のモデルとしては充実している。背面には1300万画素カメラに加え、800万画素、118度の超広角カメラ、500万画素のマクロカメラ、200万画素の深度センサーを備え、Xiaomiの担当者は「エントリーレベルのスマホでベストなクアッドカメラだ」と胸を張った。
なお、底面に3.5mmのイヤフォンジャックを配置し、FMラジオ、エアコンなどを操作できる赤外線通信機能、指紋センサー、モバイル決済に活用できるNFCも備えている。
価格は3GBメモリ+32GBストレージのモデルが149ユーロ(約1万9000円)、4GBメモリ+64GBストレージのモデルは169ユーロ(約2万1000円)となる。
Redmi 9Cは6.53型とディスプレイサイズはRedmi 9と同じながら、解像度が少し低いHD+のディスプレイを搭載する。5000mAhのバッテリー、MediaTek Helio G35を搭載している。
カメラは1300万画素のメインカメラ、200万画素のマクロカメラ、200万画素の深度センサーからなるAIトリプルカメラで、さまざまな状況でもクリアな写真が撮影できるという。3.5mmのイヤフォンジャックも備える。カラーはTwilight Blue、Sunrise Orange、Midnight Grayの3色。
価格は2GBメモリ+32GBストレージのモデルが119ユーロ(1万5000円)、3GBメモリ+64GBストレージのモデルが139ユーロ(1万7000円)で、7月下旬に販売開始予定だ。
「Redmi 9A」は3機種の中で最もシンプルなモデル。6.53型HD+ディスプレイ、5000mAhのバッテリーを搭載。プロセッサはMediaTek Helio G25を採用している。カメラは1300万画素が1つのみ。3.5mmのイヤフォンジャックを備える。カラーバリエはGranite Gray、Peacock Green、Sky Blueの3色。
2GBメモリ+32GBストレージのモデルのみで、価格は99ユーロ(約1万2000円)と格安だ。
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