iOS 14で追加された「翻訳」アプリの実力は? Google翻訳との比較も(2/2 ページ)

» 2020年10月22日 13時35分 公開
[井上晃,ITmedia]
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使い勝手はどう?

 話者の滑舌にもよるが、筆者が日本語と英語での翻訳を試してみた範囲では、しっかり訳せている印象を受けた。まれに、「その訳で大丈夫なのだろうか」と思うこともあったが、意思疎通を目的としている分には、十分実用に耐えられるレベルだろう。

 試しに、駅に向かうための道を聞くフレーズで、「〜してください」の丁寧度を変えて翻訳してみたところ、「Can you〜/Could you〜/I'd appreciate it if you could〜」といった距離感の違いをしっかり反映してくれた。

翻訳アプリ 日本語のニュアンスを、しっかり反映してくれた例

 一方、ちょっと意地悪して「今日はありがとうございます。お仕事は何をなさっているのですか?」という複数の文章を並べて翻訳したところ「Thank you for your help today. What are you doing?」と表示された。Google翻訳アプリで同じ翻訳を試みると「I look forward to working with you today. What are you doing at work」と訳された。

翻訳アプリ iOSの「翻訳」アプリ(写真=左)と、「Google翻訳」(写真=右)との比較

 筆者はさほど英語が得意ではないが、思い描いたイメージに近かったのはどちらかというとGoogle翻訳の結果の方。場面やフレーズにもよるとは思いますが、一日の長を感じる場面はまだあるかもしれません。

 一方で、翻訳アプリの方が使い勝手がよいと感じたのは、翻訳した履歴が自動で残されているということ。お気に入りとして登録せずとも残っているので、「さっき訳したアレ、何だっけ?」と再検索せずに、すぐ調べ直せるのは親切だ。

翻訳アプリ 翻訳後に星をタップ(写真=左)。「よく使う項目」タブの上位に固定表示されるようになる(写真=右)。ただし星をタップせずとも、履歴欄に表示は残るのでしばらくは見直せる

 フレーズ中の単語の発音や意味も確認できるし、自分がフレーズを発音して、それが正しく認識されるかどうかを試すにもよい。昨今は海外旅行に気軽にいける状況ではないが、まずは語学学習などで活躍しそうだと感じた。

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