KDDIの高橋誠社長は12月15日、東日本旅客鉄道(JR東日本)と共催した「空間自在プロジェクト」の発表会において、2021年1月に携帯電話の料金プランに関する発表をする見通しを明らかにした。
発表会の質疑応答において、KDDIの5GやIoT(モノのインターネット)への投資に関する考え方と合わせて、昨今の携帯電話料金の値下げについて尋ねられた際に、高橋社長は以下のように答えたという(体裁を整えて掲載する)。
本日はJR東日本さんとの関連の会見ですので、料金関係のご質問はご遠慮頂ければと思いますが、端的にお答えしますと、当社と致しましては、競合他社との競争こそがサービス等をよりよくしていくものと考えております。
当然、お客さまにお選びいただける競争力のある料金プランをお届けしたいと考えております。詳細は詰めておりますので、正式な発表については、年明け(2021年)1月になろうかと考えております。
「若干遅いぞ」とお叱りを受けるかもしれませんが、きっちり準備していきます。
新料金プランをauブランドで出すのか、UQ mobileブランドで出すのか、子会社を通してリリースする若者向けの新ブランドで出すのかは不明だ。ただ、武田良太総務大臣が格安(サブ)ブランドでの値下げに苦言を呈していることを踏まえると、auブランドで対応することを軸に検討しているものと思われる。
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