今回5機種ずつ出てきたので、全機種評価しようと思って配点しました。ハイエンドは先ほど言った通り、Galaxy Note20 Ultra 5Gがビジネスシーンで役立つし、2021年以降も使えるということで10点にしました。
「ソニーはカメラ作っているのにダメじゃん」といろいろ言われてきましたが、Xperia 1 IIについては、「Photography Pro」があるように、「うちはカメラセンサーをやっています」とアピールしたことはよかったなと思いました。
iPhoneに関しては、正直4機種同じ評価ではあるのですが、どれが一番良いかと考えると、これから5Gが始まる時代にiPhone 12 miniが売れてはダメだと思うわけです。「Appleよ、小さい画面で日本人を満足させちゃダメだよ」と私は言いたい。もちろん小さい方が持ちやすいんですけれど、大きい画面はそれを補うくらいに面白い。iPhone 12 Pro MaxはカメラもLiDARスキャナーを載せたことや、将来性の点で評価しました。一方、Proに関しては、12とPro Maxに挟まれて、ちょうど良いんだけれど、どっちつかずだなと感じてしまいました。だからminiが3点で、Proが2点です。
ミッドレンジは、村元さんと一緒に世界を変えようと企んだんですけれど(笑)、村元さんはTCLとNote 9Sに点を入れてくれなかったので、反逆を起こすことはできませんでしたね。
学生とかが親の手を煩わせずに、一生懸命アルバイトしてお金をためて、ぱっと買えるというものをちゃんと出してくれた。日本のスマートフォン市場を活性化する役割を果たしたのではないかなという意味で、Redmi Note 9Sを1位にしました。
次点のTCLは新人賞という部分もありますが、地道に日本の市場に目立たないながらも、新機種を常に出してきているという点で、意気込みを評価させてもらいました。
iPhone SE(第2世代)について、Appleは、今までのiPhoneを買い替えられないという人たちに向けて、どうするんだろうと思っていたのですが、そこにこれを出してきた。チップセット以外は古いとかいろいろありますが、iPhoneじゃなきゃダメだという人たちをきっちりカバーできているという意味で4点にしました。
Mi 10 lite 5Gについては、安い5G端末で、しかもキャリアに出したという部分で3点ですね。AQUOS sense4は、バランスが良いとしか言いようがないですが、実際に発表会場で触って、悪くないなと思いましたので、2点は入れさせてもらいました。
iPhone 12 miniを10点にしました。やはりハイエンド機としてのスペックもしっかり出していますし、かつ初の「mini」で、日本で受け入れられる待望の小型サイズをしっかり採用してきたところを評価しました。
他は決め手がなく、2〜5点を配点しました。iPhone 12 Pro Maxは価格やサイズなどでユーザーを選ぶため低めにしています。GalaxyもNoteとSシリーズの差が微妙になりつつあるのと、正常進化ゆえに大きな驚きが少なかったため4点にしています。
ミッドレンジはAQUOS sense4かiPhone SE(第2世代)で悩みましたが、売れ行きを見てみると、Appleがしっかり4万円台で日本の市場に合わせて出してきて、実際に売れている点を評価しました。
sense4は発売直後で売れ行きがまだ見えないところはありますが、確実にこれまで通り売れると思いますし、プロセッサにSnapdragon 720Gを搭載して、カメラも3眼になって正常進化を遂げたところを評価しました。
他は、販路が限定的で、ミッドレンジといいながらたくさんのユーザーに届いている点が伝わってきませんでした。機能と価格のバランスは素晴らしいと思いますが、ミッドレンジは売れてナンボだと思いますので、このような点差にしました。
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