以上で各審査員の点数が出そろいました。点数の高い順に集計した結果は以下の通りです。
ハイエンド部門はiPhone 12 miniが68点で1位になり、ミッドレンジ部門はAQUOS sense4とiPhone SE(第2世代)が58点で1位を分け合い、これら3機種がスマートフォン・オブ・ザ・イヤー2020の栄冠に輝きました。
ハイエンド部門のiPhone 12 miniはフラグシップ機と呼ぶのに十分なスペックを備えながら7万円台(税別※税込みだとApple直販は8万2280円)からという価格、そして日本人にフィットする小型サイズのバランスが絶妙でした。またシリーズ初の「mini」を冠するモデルであることも大きなインパクトを残しました。
ミッドレンジ部門のAQUOS sense4とiPhone SE(第2世代)は、史上初の同点での1位となりました。AQUOS sense4は、Snapdragon 720Gやトリプルカメラを搭載して防水やおサイフケータイにも対応しながら3万円台(ドコモは税込み3万7224円)を実現し、スペックと価格のバランスが秀逸でした。対するiPhone SE(第2世代)は待望のSE後継機、そして4万円台(Apple直販は税込み4万9280円)からという価格を実現し、端末値引きが制限される市場環境にもマッチして多くのユーザーに支持されました。
Mi 10 Lite 5Gはわずか1点差で涙を飲みましたが、参入して1年未満にキャリア進出を果たし、コストパフォーマンスに優れた5G端末をいち早く投入したスピード感に驚かされました。
2021年は5Gエリアが拡大することで、さらにバラエティー豊かな5Gスマートフォンが登場するでしょう。一方で端末値引きの規制は依然として続き、ハイエンドとミッドレンジの2極化がますます進みそうです。2021年はどんなデバイスで私たちを驚かせてくれるのか、今から楽しみです。
スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2020:審査員が選ぶ「2020年を代表するスマホ」5機種
「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2020」開催 「ハイエンド」「ミッドレンジ」で計10機種がノミネート
ついに発表! 2019年を代表するスマートフォンは?
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