ハイエンド部門は初志貫徹でGalaxy Note20 Ultra 5Gを選んでいますが、正直どれが選ばれても全然違和感がないと思っているので、それぞれに配点しています。Noteはカメラが大きすぎるという意見もありましたが、実際撮ってみるとキレイですし、それを大画面で見るとものすごくキレイ。ペンの使い勝手も細かくアップデートされていて、とても魅力的な端末だと思っています。他の端末は、個人的な好みも含め、順々に差をつけつつ配点をしていきました。
ミッドレンジ部門は、2020年は5Gの年だったので、コストパフォーマンスが高そうなXiaomiを選んでいます。とは言いつつも、AQUOS sense4の安定感は捨てがたい。iPhone SE(第2世代)は人気で性能も高いですが、新しいiPhoneが出ちゃってから私の中ではもう過去の端末になっていて、そこそこの点数になっています。
やっぱりXiaomiのコスパの高さというのは、皆さんの話を聞いていても、2020年の印象に残っています。一方で、TCLはあんまり印象に残っていなくて、2021年に期待ということで、2点ほど入れさせてもらいました。
2020年を代表するスマートフォンって何かなって考えたときに、1つは5Gがあって、もう1つはコストパフォーマンスであろうと。やっぱり買い方が変わって、今回「ミッドレンジ」という部門が設けられたことも、その背景を物語っていると思います。
コスパが高くない端末はなかなか売れなくなってきている現状がある中で、5Gに対応していて、コスパも高いスマートフォンということで、ハイエンドはiPhone 12 mini、ミッドレンジは購入サポートを適用すると2万円台になる「Mi 10 lite 5G」を選びました。
後の点数はどう割り振るか悩んだのですが、ハイエンドに関しては自分が買ったiPhone 12 Pro/Pro Maxを佐野さんと同じように1つの端末と見なして加点しました。
Galaxy Note20 Ultra 5Gはビジネス端末と考えれば、非常によくまとまっています。私自身、メモは手書き派なので、手書きでメモができて、音声とシンクできて、PDFに赤字も入れられる。そういう意味で、仕事で使う、多くの手書きメモを使っている人のニーズに一番合致しているだろうという意味で次点にしました。
とはいえ、ソニーも、今までXperiaが紆余(うよ)曲折あった中で、すごくいろいろな技術を詰め込んだ使いやすい端末になっていると思うので、Xperia 1 IIにも加点しています。
ミッドレンジに関しては、ニーズというか、市場で売れているだろうものを基準に、iPhone SE(第2世代)とAQUOS sense4がそれぞれiOSとAndroidを代表する“大衆向けスマートフォン”かなと思い、こうした点数配分にしました。AQUOS sense5Gだったらこちらが上でしたが、スペックがほぼ同じで5G対応モデルがもう直ぐ出てくるという意味で、sense4の発売時期が微妙だと感じる部分も残ります。これらを加味して一番にはできませんでした。
Redmi Note 9Sは、最初のインパクトはあったのですが、その後キャリアモデルでも5Gで安いモデルが出てきたので、私の中ではそのインパクトが薄れてしまっていました。それでも「コストパフォーマンスのXiaomi」という印象を植え付ける意味では象徴的だったかなと思います。
TCL 10 5Gに関しては、村元さんが新人賞とおっしゃっていましたが、確かに新規で入ってきて、2021年以降新しい端末に期待したいという意味で、2点付けました。
やはりiPhone 12 miniは2020年を象徴するといいますか、目新しさで選んだといった感じですね。スペックも画面サイズ以外はかなりしっかりしていて、幅広い人が満足できる機種になっているだろうと思います。
ミッドレンジに関しては、iPhone SE(第2世代)と迷ったのですけれど、こちらは目新しさがないというところで、AQUOS sense4を推しました。
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