総務省が「スマホ乗り換え相談所」開設へ 料金プランの案内から契約のサポートまで

» 2021年01月08日 19時20分 公開
[田中聡ITmedia]

 総務省が「スマホ乗り換え相談所」の事業に着手する。2021年度にモデル事業として実証実験を行い、2022年度以降に本格展開する。

 スマホ乗り換え相談所では、主にスマートフォンの初心者に対して、料金プランの選び方を指南したり、契約をサポートしたりする。キャリアショップと違い、特定事業者のプランだけでなく、中立的な立場でユーザーの利用状況に合うプランを案内する。

 「必要なプランをご自身で契約してSIM を差し替えられる方もいらっしゃるが、人と相談して決めたいという方もいらっしゃる。実際に事業者のWebサイトを見ながら、プランを契約してSIMを差し替えるといったことも、可能な範囲でサポートする」(総務省)

 総務省が直接運営するのではなく、民間企業に委託する。ただし総務省が相談業務に携わるスタッフを直接公募するのではなく、プロジェクト全体をコーディネートする人(企業)をまずは決める形になるという。複数キャリアの契約までサポートするとしたら、併売店に近い取り組みになり、「キャリアとの調整も必要になる」という。

総務省 スマホ乗り換え相談所は、併売店に近い役割になるのだろうか(写真はイメージです)

 キャリアの料金プランだけでなく、MVNO(格安SIM)も含めて案内するが、「扱うプランは運営側によって異なる」。端末についてどう案内するかも調整中だが、「端末を買い替えるタイミングでプランを見直したいという方もいる」ことから、料金プランと合わせて案内する可能性は高い。

 相談サービスが無料か有料かは決まっておらず、「事業の中で検討していく」とのこと。拠点の場所や数も未定だが、「都心と郊外で数拠点」を想定しており、街中のショップのように運営する形態や、百貨店やスーパーの一角にコーナーを設ける形態があり得るという。

 武田良太総務大臣は1月8日の定例会見で「携帯電話料金問題で一番重要なポイントは、利用者の方々がご自身のニーズを把握して、それに見合ったサービスを合理的に選択されているか。モバイルのメニューに精通していない方でも過度な負担をかけることのない、しっかりとした説明が易しく丁寧にできる環境を作り上げるのが大事。中立的な立場で、携帯電話事業者から相談に乗ってもらう環境を作り上げていく」と話した。

 実証事業の中で、1日あたりの相談者数や乗り替えた契約数を把握して問題解決に生かしていきたいとした。

総務省 記者会見に登壇する武田総務大臣

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