ディスプレイ内蔵インカメラが面白い 「Rakuten BIG」のカメラ機能を試す荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2021年02月17日 12時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

4連カメラの内訳は?

 ではアウトカメラの話へ。

Rakuten BIG 背面の四連カメラ。超広角、広角、深度測位、マクロと並んでいる

 アウトカメラは4つ。一番上が超広角、その下が広角。3番目は距離測定用の200万画素の深度測位カメラで、これ自体は写真を撮るわけじゃない。一番下は200万画素のマクロ専用カメラ。

 超広角カメラは800万画素。レンズはF2.2。ディテールや周辺部の描写は高くないけど、普通に超広角カメラとしてよい。

Rakuten BIG 超広角カメラ。爽やかでいい感じ。ディテールはあまりよくないけど、十分使える

 メインとなる広角カメラは6400万画素。レンズはF1.9。その4画素から1画素を作り出すことで、最終的に1600万画素の画像を作っている。気持ちいい写りだ。

Rakuten BIG 6400万画素から1600万画素を作り出す広角カメラ

 カメラアプリ画面はこんな感じ。グリッドと電子水準器はオンにしてある。多くの端末は、横位置で持つと倍率を示す「1x」が横を向いて教えてくれるのだけど、Rakuten BIGは一瞬だけ「現在の方向」が表示され、左端のアイコンが90度傾く。ちょっと面白い。

 ガスタンクはAIが「建物」と認識したようだ。

Rakuten BIG カメラアプリの画面。電子水準器をオンにすると端末が傾いていると分かるし、中心も定めやすくて便利

 続いて人。人物を撮るときは顔の自動補正のオンオフがあり、さらに細かく補正をかけることもできる。

Rakuten BIG 人物は「自動」補正をかけることができる
Rakuten BIG 手動でそれそれのビューティー系パラメータを個別に設定することも
Rakuten BIG 肌は滑らかに補正されている。もうちょっとナチュラルな感じでもよかったかも

 ポートレートモードにすると、またちょっと違っていて面白い。画面上に人アイコンが出る。そこに顔が来るようにアングルを変えて、アイコンが青くなったらおすすめの構図ってことだ。

Rakuten BIGRakuten BIG ガイドに従ってその位置に顔が来るよう構図を調整すると、アイコンが青くなるという仕組み

 ちょっとエッジや肌や髪の表現に不自然な点もあるけれども、キレイに背景がボケてくれた。

Rakuten BIG ビニール傘をさして背景ぼかしっていうちょっと難しい構図だけど、大きな破綻なく頑張ってくれた

 このポートレートモード、けっこう構図のバリエーションを持っているようで、横位置だとこんなふうに端っこに置くよう指示されることも。

Rakuten BIG 指示に従った構図。せっかくなので視線も外してみた

 で、ポートレートモードは人物専用。人以外の被写体で背景ぼかししたいときは別途「背景ぼかし」モードを使う。このときは絞り値のシミュレーションを行ってぼかし具合をコントロールできる。

Rakuten BIG 「背景ぼかし」モードの時は疑似的なF値をコントロールできる
Rakuten BIG 夜の公衆電話ボックスで背景ぼかししてみた。遠くの明かりがいい感じにボケている

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