3月も続くMVNOの“新料金ラッシュ” 多様なニーズをカバーするも、業界全体の課題は残る:石野純也のMobile Eye(2/3 ページ)

» 2021年03月13日 11時00分 公開
[石野純也,ITmedia]

段階制と定額制の2本柱でそれぞれの欠点を補うエキサイトモバイル

 一方で、1GB刻みの料金プランの中から、毎月のデータ使用量にピッタリ合ったものを選択するのは難度が高い。スマートフォンの場合、自らが操作していなくても、バックグラウンドで通信する仕組みがあるからだ。友達から動画が送られてきたり、出先でどうしてもインストールしたかったアプリのサイズが大きかったりしただけで、データ使用量が想定以上に増えてしまうこともある。こうした問題点を解決した段階制プランを導入するのが、エキサイトモバイルだ。

 同社の新料金プランは、大きくFitプランとFlatプランの2つに分かれる。Fitプランは段階制、Flatプランは8つのデータ容量から選択可能。Fitプランは0GBのときが450円で、3GBまでが800円、7GBまでが1300円で、25GBまで料金が上がっていく。25GBに達したときの料金は2950円だ。データ使用量が多いと、MNOのオンライン専用プランなどとの差が小さくなってくるが、12GBまでなら料金は安い。

エキサイトモバイル 使ったデータ量に応じて、料金が450円から2950円の間で変動する

 ただし、段階制の料金プランにも欠点がある。自動的に料金が上がっていくのは選択の必要がなく、シンプルだが、想定以上に料金が上がってしまう恐れがある。データ容量を選択する手間がかからないトレードオフとして、支払いがいくらになるのかは読みにくい。料金水準が低いため、あまり気にする必要はないが、通信費に使う金額をきっちり決めておきたい人は、もう1つのFlatプランを選ぶといいだろう。

 Flatプランには、0GB、3GB、12B、20GB、25GB、30GB、40GB、50GBの8つの選択肢を用意。0GBは660円、3GBは1210円と、低容量だとFitプランより割高になる一方で、12GBは1650円でここからFitプランと料金が逆転する。Fitプランでは利用できない、30GB以上の大容量も選択可能だ。40GBプランは7000円、50GBプランは1万180円と、MNOの大容量プランより割高になってしまうが、どのプランでもデータ容量を分け合えるのは魅力だ。データSIMは1枚200円、SMS対応SIMは420円、音声通話対応SIMは1枚480円で追加することができる。

エキサイトモバイル 段階制のFitプランは、0GB、450円からスタート。25GBで2950円になる。対するFlatプランでは、30GB以上の大容量プランも選べる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月29日 更新
  1. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  2. 「SuicaでJR東海エリアをまたげない」問題、ついに解消か JR東海社長「勉強している」【訂正】 (2026年09月27日)
  3. なぜドコモはahamoの大幅値上げを避けたのか? 段階制で安くなるケースと「アップセル戦略」の狙い (2026年09月26日)
  4. ドコモ値上げの背景は? 副社長が語るahamoの競争力と、「楽天モバイル意識」の本音 (2026年09月25日)
  5. ソフトバンクとLINEヤフーが「Yahoo!スマホ買取」を始めた理由 スマホ高騰時代に目指す「中古の循環」 (2026年09月28日)
  6. ドコモが低容量プラン「ドコモ mini2」発表 6GB/12GBの2段階で月額3278円/4598円 (2026年09月25日)
  7. 高額な「iPhone Duo」を横目にどう選ぶ? Androidフォルダブルスマホをお得に買う方法【2026年9月版】 (2026年09月27日)
  8. “iPhone 18難民”の買い替え先は? 最新「iPhone 18 Pro」と型落ち「17/17e/16」から最適解を考える (2026年09月25日)
  9. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  10. パナの電動アシスト自転車、スマホ連携が可能に バッテリーの盗難防止や残量通知など 12月発売 (2026年09月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー