UQ mobileの「くりこしプラン」は通信量の異なるS、M、Lの3種類を用意している。余った通信量を翌月に繰り越せるという特徴がある。店頭で契約できる他、対応店舗は限られるが店頭でのプラン変更といった手続きも利用できる。また、低価格帯のモデルを中心にiPhoneやAndroidスマホを購入できる。
ただし、キャリアメール「〜@uqmobile.jp」は月額220円、留守番電話サービスは月額418円がかかる。ちなみに、UQ mobileと競合するY!mobileでは、キャリアメールも留守番電話サービスも無料で利用できる。
なお、auから移行する場合はスマホのSIMロック解除が必要だ。auと家族割などを組むこともできない。
続いて、単身でauからpovoまたはUQ mobileへ移行した場合の金額を比較しよう。通信量20GB前後ということで、UQ mobileはくりこしプランL/Mと比較する。
auの使い放題MAXで通信量を20GBも使っていない人が、povoやUQ mobileへの移行で月額料金を抑えたい場合、一番おすすめのプランはpovoだ。単純に支払額が安いだけでなく、長時間のビデオ会議やネットライブ視聴、出張時の作業で増えるだけなら、povoは24時間220円の「データ使い放題24時間」で通信料不足を安価に回避できるからだ。
povoとUQ mobileを比べると、povoと同価格の「くりこしプランM」は通信量15GBと少ない。翌月くりこしを考えても、よほど毎月の利用通信量にムラがない限りpovoよりお得に使える可能性は低い。
通信量25GBの「くりこしプランL」もあるが、povoと比べると通信量が5GB多いだけで1100円高い。この差額分で、povoは「24時間通信量無制限」24時間で220円を5回分利用できる。povoの方がより多い通信量を効率よく活用しやすい。
家族割引や光回線については、povoとUQ mobileともに特に割引はない。だが、auから移行する場合、povoは早期契約特典により家族割プラスの回線数にカウントできる。auで離れた家族と家族割プラスを組んでいるなら、povoに移行した方が他の家族は割引額が減らずにお得だ。
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