この春商戦、話題の「ahamo」や「povo」「LINEMO」の他、Y!mobileやUQ mobile、MVNO各社からも通信量20GB前後で低価格な新プランが登場した。
そこで、欲しいのがシャープ製「AQUOS sense4」「AQUOS sense5G」や、Apple製「iPhone SE(第2世代)」といった、新プラン対応かつ低価格・高コスパのスマートフォンだ。
これらの機種は、買い方によっては実質3万円前後で購入でき、防水、指紋認証、SuicaなどFeliCa決済にも対応するなど使い勝手も良い。新プラン用に新しいスマホが欲しいが、支払額は抑えたい人の強い味方となっている。
ahamo以後の注目点とお得な買い方を含めて、改めてこれら3機種の魅力を見ていこう。
AQUOS sense5GとAQUOS sense4は近年高コスパで人気を集めている、シャープ製ミドルクラスAndroidの最新機種だ。大画面、トリプルカメラ、大容量バッテリーと人気の機能を押さえており、さらに日本でおなじみの防水やおサイフケータイにも対応。従来のスマホやケータイからの機種変更にも勧めやすい。
この2モデルは形状や実用上の性能はほとんど同じ“兄弟機種”と呼べる製品だ。大きい違いはAQUOS sense5Gが“5G対応”で、価格が若干高い点くらいだ。高速な5G(Sub-6)エリアは各社ともまだエリアが狭いのだが、対応プランを契約して対応エリア内なら高速な通信を利用できる。
この2機種をお得に購入したいなら、携帯電話会社での機種変更や、新規契約、MNP時のセット購入がおすすめだ。大手携帯電話会社の場合、AQUOS sense5Gはドコモ、au、ソフトバンクにておおむね3万9800円前後(税込み、以下同)で販売。AQUOS sense4はドコモが3万7224円(ドコモオンラインショップの場合)で販売している。新規やMNPと合わせて購入すると、さらに1万円や2万円の割引を受けられることがある。
この他、楽天モバイルからは超広角カメラが非搭載だがeSIM対応を追加した「AQUOS sense4 lite」、Y!mobileからは超広角カメラと指紋認証センサーを非搭載にした「AQUOS sense4 basic」という派生モデルが販売されている。
基本的には、これらキャリアが販売するモデルの方が安く、SIMロックフリーモデルはAQUOS sense5Gが5万円前後、AQUOS sense4が4万円前後とやや高めだ(MVNOによっては安く手に入る場合もある)。
ドコモのahamoの利用を考えている場合、既存のドコモ利用者や、新規やMNP乗り換えどちらの場合でも、先にドコモオンラインショップや店頭でドコモの従来のプランのままでAQUOS sense5GとAQUOS sense4を購入やセット契約し、その後にahamoへ乗り換えるのがお得かつ楽だ。ドコモの「ケータイ補償サービス」も、ahamoへ移行後も引き続き利用できる。この方法はドコモも勧めており問題はない。
もし先にahamoへ移行してしまうと、現時点でドコモが販売する多くのスマホへの機種変更を利用するには、一度ドコモショップ店頭でahamoからドコモのプランに変更した上で機種変更し、再度ahamoに変更する手間が必要だ。なお、ドコモはahamo乗り換え後のドコモオンラインショップでの機種変更は、6月以降に対応するとしている。
これはauのpovoも同様で、auでも先に通常のプランで機種を購入した上で、povoに移行する方が楽かつお得にスマートフォンを購入できる。auはpovo移行後のauオンラインショップでの機種変更は2021年夏以降の対応を予定している。
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