中国Huaweiは7月29日(現地時間)、カメラ性能が売りであるPシリーズの最新モデル「HUAWEI P50 Pro」(以下「P50 Pro」)と「HUAWEI P50」(以下「P50」)を発表した。P50 Proは5988元(約10万1000円)からで中国で8月12日の発売、P50は4488元からで9月発売の予定だ。なお、日本での発売は現時点ではアナウンスされていない。
上位モデルのP50 Proのカメラは、メインは5000万画素のカラーセンサー、4000万画素のモノクロセンサー、6400万画素の望遠、1300万画素の超広角という4台構成。望遠は光学式の手ブレ補正と高画素センサー搭載で、最大200倍のデジタルズームが可能だ。
P50のカメラは、メインは5000万画素、1300万画素の超広角、1200万画素で光学5倍の望遠カメラの3台。デジタルズームは最大80倍だ。
カメラは高性能だが、5Gをサポートしない。米連邦政府による制裁で、5Gチップが搭載できないからだ。
コンシューマビジネスグループCEO、リチャード・ユー氏は発表イベントで、「Huaweiは、5Gと通信技術の世界的リーダーだ。過去2年、米国で4度の規制が行われたため、5Gはわれわれの手の届かないところにあり、4Gを採用せざるを得ない」と語った。それでも「速度の低下はごくわずかで、ほとんど無視できる」と主張した。
この他のP50 Proの主なスペックは、ディスプレイは6.6型(1228×2700ピクセル、リフレッシュレートは120Hz)の有機EL、プロセッサは米QualcommのSnapdragon 888 4GあるいはHuaweiのKirin 9000 、メモリは8GBか12GB、ストレージは128/255/512GBでNMカードスロットを備える。バッテリーは4360mAhで無線充電にも対応する。防水防塵はIP68。サイズは158.8×72.8×8.5mmで重さは195g。色は黒、金、白、ピンク、ブルーの5色。OSはオリジナルのHarmony OS 2だ。
P50はカメラ構成以外はほぼProと同じだ。ディスプレイが6.5型(2700×1224ピクセル、リフレッシュレートは90Hz)の有機ELで、サイズは156.5×73.8×7.92mmで重さは181g。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.