「iPhone 13」シリーズを試す 動画撮影が驚くほど楽しく、Proならではの新機能も魅力(3/4 ページ)

» 2021年09月21日 22時00分 公開
[石野純也ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Proの望遠カメラは3倍までに進化、ディテールを鮮明に写せるマクロ撮影もProならでは

 Proモデルならではのカメラ機能として挙げておきたいのが、3倍の望遠カメラとマクロ撮影だ。iPhone 12 Proは2倍、iPhone 12 Pro Maxは2.5倍だったが、iPhone 13シリーズでは望遠に対応したProモデルの性能は統一され、どちらも望遠カメラの焦点距離は35mm判換算で77mmになった。3倍の望遠になったことで、より遠くの被写体を狙えることに加え、ポートレート撮影時に活用がしやすくなっている。

iPhone 13 13mm相当の超広角
iPhone 13 広角カメラは標準で使うカメラで、焦点距離は26mm相当
iPhone 13 77mm相当の望遠カメラで撮ると、被写体にググッと寄ることができる
iPhone 13 iPhone 13で同じような写真を撮ろうとすると、デジタルズームになり、画質が劣化してしまう

 ただし、レンズがF2.8とやや暗めになったこともあり、ハードウェアとして望遠カメラが選択されるシーンは限定的だ。屋外の明るい場所では望遠カメラに切り替わるが、室内だと、広角カメラのデジタルズームになることが多かった。もともと、iPhoneのカメラは最適な写真が撮れるようにソフトウェアが判断し、デジタルズームとカメラの切り替えを自動で行っている。レンズが暗めになった結果、望遠カメラの出番は少々減ってしまう可能性もありそうだ。

 もう1つのマクロ撮影は、超広角カメラを使って2cmまで寄った接写ができる機能。と言っても、ユーザーインタフェースにマクロモードの切り替えボタンのようなものはなく、被写体に近づいていくとiPhone側がそれを検知し、自動でマクロモードに切り替わる。マクロモードはカメラがハードウェア的に切り替わっているため、一瞬だけ画角が変わり、被写体の位置がズレるため気付きやすい。切り替わりがやや不自然だが、メニューの中からボタンを探して自らタップするより簡単で、撮影がしやすいのはiPhoneならではだ。

iPhone 13
iPhone 13 海鮮丼のいくらを接写してみた。マクロ撮影には自動で切り替わる
iPhone 13 同じ写真をiPhone 12 Proで撮ろうとしたが、ピントが合わずボケボケになってしまった

 食べ物や草花を接写し、ディテールを写すのは楽しいが、それ以上にマクロ撮影は実用的だ。メルカリなどのフリマアプリに出品することを考えると分かりやすい。商品に傷があることを伝えたり、逆に特徴的なディテールがあったりしたら、文章で書くより、写真で伝えた方が手っ取り早く、誤解も少なくなる。そのような写真をサッと撮れるのは、iPhone 13 Pro/13 Pro Maxの魅力だ。

 ブログなどで製品を紹介するようなケースでも、ディテールのアップを撮りやすいカメラは重宝する。筆者は、取材時にスマートフォンのディテールを撮ることが多いが、こうした場面でも活躍しそうだ。仕事に生かしやすい意味では、まさに“プロ用”。製品名にProを冠するだけに、名前負けしないカメラに仕上げてきた印象だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月22日 更新
  1. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  2. Apple値上げ後も「2年実質24円」は消えず 4キャリアの「iPhone 17/17e」価格まとめ【7月21日版】 (2026年07月21日)
  3. なぜ「060」携帯番号は18カ月あっても延期になったのか? それでも「慌てる必要はない」現状 (2026年07月20日)
  4. ドコモの「arrows Alpha」、残価変更と割引終了で2年33円→5万9180円に (2026年07月21日)
  5. 次期マイナンバーカードは2029年度中に提供へ、マイナポータルの機能拡張も 重点計画を公表 (2026年07月21日)
  6. 専用充電器はもう不要? 中韓スマホから国内勢まで巻き込む「USB PPS」急速充電の新常識 (2026年07月14日)
  7. 「Pixel 11」は何が変わる? メモリ減少で100ドル前後の値上げも? 出そろったうわさを整理する (2026年07月19日)
  8. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  9. ショップとAIで差別化を図る「ドコモの銀行」――住信SBIネット銀行ユーザーからは戸惑いも (2026年07月19日)
  10. 携帯番号に「060」が採用されるワケ 「電話番号とは何か」を歴史とともに振り返る (2024年10月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー