ケータイからスマホに乗り換えたり、子どもに初めてスマホを持たせたり、スマホデビューする時にお得なプランがある。主に大手キャリアが提供し、3GBが2000円台前半という料金で利用できる。
大手キャリアで最もお得といえるスマホデビュー向けプランが、ソフトバンクの「スマホデビュープラン」。3GBのプランが加入翌月から12カ月間、月額1188円、その後も月額2178円で利用できる。11月17日からは、データ容量を1年間、5GBに増量するキャンペーンも発表された。5分以内の国内通話無料サービスも含まれて、この価格設定は魅力。ただし「おうち割 光セット」は併用できず、「新みんな家族割」の割引も対象外になる。
ソフトバンクのスマホデビュープランは5〜15歳の新規契約でも利用できる。現在は「U22おトクキャンペーン」(終了時期未定)で、年齢の枠が22歳まで拡大。この場合も「おうち割 光セット」や「新みんな家族割」の割引は対象外になるものの、「新みんな家族割」の人数としては数えられるので、家族がソフトバンクの対象プランを利用している場合、家族の料金がお得になる。
auの「スマホスタートプラン(フラット)5G/4G」も、割引が適用されればソフトバンクと同額になり、5分以内の国内通話無料サービスも含まれる。同じプランが子どものスマホデビューでも利用でき、現在はキャンペーンで対象年齢が15歳以下から22歳以下に拡大中。「U22データ増量キャンペーン」(いずれも終了時期未定)で、翌月から最大1年間、3GBの容量が5GBに増量されるところにも注目したい。
ドコモでもケータイからの乗り換えに対して「はじめてスマホプラン」を提供。auやソフトバンクに比べてベースの料金自体は安いものの、データ容量が1GBと少ない。このプランも子どものスマホデビューに対応し、その場合、データ容量が3GBに増量される。対象年齢は15歳以下になるものの、プラン料金的には一番安くなる。
MVNOの中ではOCN モバイル ONEがスマデビューにおすすめとして、「500MB/月コース」を提供。最大10分相当の無料通話が付いて月額550円という料金は、ケータイユーザーにとっても安いと感じることだろう。ただデータが足りなくなった場合、容量追加オプションが1GB550円になり、「3GB/月コース」月額990円の方が安くなるので、このプランはあくまでお試し的な利用にとどまりそうだ。
大手キャリアが子どものスマホデビュープランを用意するのに対して、イオンモバイルでは60歳以上に向けて「やさしいプラン」を提供。音声通話が利用できる3GBのプランで月額858円、6GBで月額1188円、8GBで1408円と、かなり安めの料金設定。夫婦でシェアできるプランや、データプランも用意する。
ケータイからスマホに乗り換える場合、さまざまな点でサポートが必要になるだろう。その点、大手キャリアの場合は全国にショップがあるので安心。だが家族など、周囲でサポートが受けられる環境の場合、今回、紹介したOCN モバイル ONEのみならず、MVNOの通常のプランを検討することで、スマホデビューのハードルが低くなるだろう
※この記事は2021年11月16日時点の情報です。
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