ハイスペックだけどコスパも十分 Xiaomiの「POCO X3 GT」は3万円台:山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2021年11月30日 18時43分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 Xiaomiのスマートフォンは「Xiaomi」「Redmi」以外に「POCO」ブランドも展開されています。POCOブランドの展開方法は国によりまちまちで、筆者の住む香港ではPOCOのスマートフォンをXiaomiの実店舗で販売している一方、POCO専門のWebサイトも用意されています。

POCO Xiaomiとは別ブランドで展開している「POCO」

 POCOの製品は全体的にコストパフォーマンスの高いものが多く、XiaomiのRedmiシリーズと類似のラインアップを展開しています。上位モデルの「POCO X3 GT」は2021年7月末に発表されたモデルで、MediaTekのDimensity 1100を搭載、3万円台の価格で販売されています。

POCO Dimensity 1100を搭載する「POCO X3 GT」

 ディスプレイは6.6型でインカメラは1600万画素。Xiaomiは多数の製品展開をしていますが、このサイズのディスプレイとカメラを搭載するモデルはグローバルでは見当たりませんが、中国では既に販売されています。

 実はPOCO X3 GTは中国向けの「Redmi Note 10 Pro」のリブランドモデル。Redmi Noteシリーズは日本向けの「Redmi Note JE」などを含め多数の派生モデルがありますが、その最上位モデルであるRedmi Note 10 Proは中国とインドで発売され、それぞれ違うモデルでした。POCO X3 GTはそのうちの中国モデルをPOCOとしてグローバルに投入した製品なのです。

POCO 6.6型ディスプレイを搭載するRedmi Note 10 Pro中国版と同等製品だ

 メインカメラは6400万画素と、Redmi Note 10 5G(Redmi Note 10 JEのグローバル版)などより高画素です。今回はちょっと特徴的な本体デザインを見てみましょう。背面は細かい筋が並びますが、これは実際に彫り込みで表現されています。

POCO POCO X3 GTの背面。細かいスリットが特徴だ

 背面をアップで見ると、確かに多数のスリットが入っています。手に持ってみるとうまく滑り止めになっており、とても持ちやすいと感じました。この表面処理なら滑って落としてしまうことも少ないでしょう。また、多少の細かい傷は気にならないので、ケースを付けなくても安心して使えそうです。

POCO 光沢やつや消し処理ではなく、スリット入りなので滑らないし傷も目立ちにくい

 カラバリは3色で、ブルーとホワイトがこのスリット処理です。

POCO ホワイトも同様の仕上げだ

 ブラックモデルは一変してツヤのある仕上げに星空のような処理がされています。Xiaomiでは、このように複数のカラバリを展開しつつ、表面処理を異なるものにした製品が増えています。日本で発売された「Xiaomi 11T Pro」も3色3様の背面仕上げです。

POCO ブラックは中国語で「星空黒」。光沢処理に星がちりばめられたような仕上げ

 最近はRedmiシリーズの新製品も次々と出てきているものの、Xiaomiとしてはコスパモデルのもう1つの柱として、POCOブランドも引き続き強化していくのでしょう。派手な新製品は出てこないかもしれませんが、気が付けば海外でPOCOのスマートフォンを誰もが使っている時代が来るかもしれません。

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