NTTドコモが、12月16日から「ドコモメール持ち運び」サービスを提供する。
ドコモメールは、@docomo.ne.jpのメールアドレスが使えるキャリアメール。持ち運びサービスを利用することで、ユーザーがドコモを解約した場合や、ahamoに変更した場合でも、メールアドレスを変更せずにドコモメールを利用できる。クラウドに保管されているドコモメールを残すこともできる。
利用料金は、1メールアドレスあたり月額330円(税込み)がかかる。ドコモショップ店頭やMy docomo、ahamoサイトで受け付ける。
MNPや解約をした際の提供条件は以下の通り。
ドコモメール持ち運びに申し込まないと、クラウドに保存されたデータは全て削除され、復元することはできない。ドコモからahamoに変更する場合、ahamoへの変更と同時に持ち運びサービスに申し込む必要がある。ahamoに変更した後はドコモメール持ち運びに申し込めないので注意したい。
他キャリアに移行後、Android端末を使う場合、IMAPに対応しているメールアプリを設定することで、ドコモメールを利用できる。設定方法はドコモのWebサイトを参照。iPhoneやiPadを使う場合、標準搭載のメールアプリからドコモメールを利用できる。設定方法はドコモのWebサイトを参照。ahamoに移行した場合、ドコモメールアプリから引き続きドコモメールを利用できる。
キャリアメールの持ち運びについては、総務省が開催している「スイッチング円滑化タスクフォース」でも議題に挙がっており、2021年内の実現に向けて調整が進められていた。なお、KDDIとソフトバンクについても、キャリアメールの持ち運びは「2021年内に提供予定」としている。楽天モバイルは現時点ではキャリアメールは提供しておらず、提供時期は未定。
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