2.2万円で幅56mmのスリムなスマホ「Mode1 GRIP」を試す 片手での持ちやすさは抜群(2/2 ページ)

» 2022年01月03日 06時00分 公開
[井上晃,ITmedia]
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軽い反面、ディスプレイやスピーカーは力不足

 続いてディスプレイの写り具合だが、やや青みがかって感じた。一方、解像感は決して悪くないので、色味の忠実ささえ気にならなければ、実用に足りる性能だ。端末自体も140gと軽いので、寝転がりながら動画を視聴するには最適だろう。ただし、黒い部分はややつぶれがちになるので、映画やゲームなど薄暗いシーンが多いコンテンツには向かないかもしれない。

Mode1 GRIP 動画を視聴する際には、色味が少し青よりに感じた。横向きの場合、シネスコサイズの動画コンテンツはぴったり収まる

 一方、内蔵スピーカーは頼りない。底面左側に配置されたスピーカーからのみ音がでるので、どうしても音の定位や奥行き感は偏ってしまう。サウンド込みでコンテンツを楽しみたい場合には、ワイヤレスイヤフォンなどの利用は必須だ。

Mode1 GRIP Twitterのタイムラインなら、同時に2〜3投稿が表示できるくらいなので、決して表示量は多くはない

 Twitterのタイムラインような縦スクロール向きのコンテンツを表示した場合も、幅が狭いため、それほど多くの情報を表示できるわけではない。この点はXperiaシリーズなど縦長×大画面を売りにした機種とは異なる点だ。縦長なのはあくまで「持ちやすい」ための特徴であって、多くの情報量を表示させるためではなさそうだ。

 なお、キーボード入力は幅が狭い分、誤入力が増えやすいので、工夫が必要になると思う。実際パスワード入力など、キーボードが自動で英数字用に変わってしまう場合には、苦戦を強いられたので、細かい操作が苦手な場合には注意が必要だろう。

パフォーマンスについて

 そして、スペックについて。OSはAndroid 11で、SoCにはHelio P70を搭載する。メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GBだ。外部ストレージに関しては、microSD(最大256GB)をサポートする(SIMカードスロット2と排他的)。

 ベンチマークは「GeekBench 5」を実施。シングルコアで305、マルチコアで1339、OpenCLで1315というスコアが出た。なお、実際にゲームアプリの例として「PUBG Mobile」をプレイしてみたところ、画面が細長いため、操作は決してやりやすいとはいえなかったが、最後の1人まで勝ち残ることはできた。

Mode1 GRIP 「GeekBench 5」でのベンチマークスコア
Mode1 GRIP 試しに「PUBG Mobile」をプレイしてみた様子

 バッテリー容量は2620mAh。最近のスマートフォン市場においてはやや少なめだ。実際のバッテリー持ちについては、Wi-Fi接続下・標準輝度で「YouTube」アプリから動画を再生したところ、約1時間で100%から90%まで減少した。消費スピードが一定であれば、10時間程度は視聴できそうだ。

 コンパクトモデルの代表格であるiPhone 13 miniと比較してみると、iPhone 13 miniは同条件で100%→94%だった。やはりハイエンドと比べると電池持ちは少し短いようだ。

Mode1 GRIP iPhone 13 mini(左)と並べてみる。サイズは縦長で、幅が狭い

 充電に関しては、USB Type-Cポート経由での充電の他、5Wのワイヤレス充電にも対応する。実際に、5V/3Aの充電器とUSB 2.0のケーブルを使って有線で充電をしてみたところ、0%から約60分で58%に、約90分で83%に、120分強で100%になった。

 通信仕様に関しては、デュアルSIMおよびDSDVに対応している。対応ネットワークとしては、4GでB1、3、8、19、26、28b、TDDでB41をサポート。また、2Gと3Gも一部バンドをサポートする。一方、5G SIMには非対応なので注意したい。

Mode1 GRIP SIMカードスロット2とmicroSDは排他的だ

3Gケータイからの乗り換え候補にも最適

 2022年に向けて、3Gの停波に伴う旧機種からの乗り換え機運は高まりつつある。大画面化のトレンドに逆らう端末は何かと話題になりがちだが、こうした文脈において、ほぼ2万円で入手できる「Mode1 GRIP」は、ぜひ注目しておきたい機種の1つだろう。多くの性能は価格相応だが、“縦長”を突き詰めたデザインには独自の魅力があると感じた。

Mode1 GRIP クリアケースを装着した様子(前面)
Mode1 GRIP クリアケースを装着した様子(背面)
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