MVNOの老舗であるインターネットイニシアティブが提供するIIJmioの「ギガプラン」。音声通話用SIMの料金プランの内容は、今回取り上げたMVNOの料金プランにも見劣りしませんし、専用の通話アプリを使わずとも30秒あたりの通話料金は11円と割安です。しかしかけ放題オプションを利用する際はドコモ回線、au回線関係なく「みおふぉんダイアル」という専用の通話アプリを使わないとかけ放題になりません。
IIJmioのギガプランはデータ通信専用であるeSIMの料金が突出して安くなっているので、「通話用ではなくデータ通信としてeSIMを利用」するという使い方もあります。
以上、専用通話アプリ不要で、口コミサイトなどでもよく取り上げられる5社のMVNOの料金プランやかけ放題についてまとめました。記事を執筆した時点では、まだ専用通話アプリを利用しないと通話料金が安くならないMVNOでも、各社がオートプレフィックスを採用したり、日本通信のようにMNOとの音声通話の卸料金が下がったりすれば、専用通話アプリ不要で通話料金を安くできるMVNOが増えてくるでしょう。それは私たち消費者からしても選択肢が広がっていくことにつながっていきます。
吉田裕紀
長野県出身。2009年「株式会社ディ・ポップス」に入社。NTTドコモ、au、ソフトバンクなどさまざまな通信キャリアを取り扱う携帯ショップ「TOP1」やワイモバイルショップにて11年間携帯電話の販売に従事。
現在はコンテンツマーケティング部署に所属。現場の経験を生かし、「携帯電話料金プランについて分かりやすい記事を書き、分かりやすく情報を発信する」をモットーに、日々売り場からの声や、最新の携帯電話に関する情報を収集し、記事の執筆にあたっている。
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