iPhoneでノイズまみれの写真とおさらば シャッター音なしの「Mカメラ」を試す(2/2 ページ)

» 2022年02月15日 10時00分 公開
[雪城あさぎITmedia]
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アスペクト比の変更や焼き込みの文字設定も

 アスペクト比の変更が可能な点も面白い。標準のカメラにも搭載されている「スクエア」(1:1)、4:3、16:9の他、3:2、5:4(6P)、9:7(パスポート)、10:7(L判)、フル画面を選べる。L判は日本で一般的とされている写真のアスペクト比で手軽に印刷でき、フル画面は広い範囲を写す際に便利だ。ホワイトボードの板書などを撮影する際に手間が減っていいかもしれない。

Mカメラ フル画面で撮影する場合、画面いっぱいに写せるので1枚に写る情報量が多くなる
Mカメラ L判での撮影は撮ってすぐ写真用紙に印刷できる点が魅力だろう

 色温度の調整は十人十色の方針があると感じる。今回は筆者の考えとして、「青い空を撮りたいときは低めに、おいしい料理を撮りたいなら高めに」と述べておきたい。色温度を低くすると全体的な色味が青くなり、高くすると赤みがかる。ティントは低くすると緑色に、高くするとマゼンタに近くなる。

Mカメラ オートでの色味
Mカメラ 色温度を最大にした場合。全体的に赤みがかっている
Mカメラ 色温度を最低にした場合。このときは晴天で全体的に青めの光が差していたため、真っ青になった

 そして、何より焼き込み文字設定のバリエーションが豊富だ。フォントもシステム標準のものと古いカメラを思わせる「デジタル」が選べるだけでなく、タイムスタンプの長さ、色、フォントの大小も選べる。強いこだわりを感じる豊富さで、これを使って日々の記録をつけるのもいいだろう。

MカメラMカメラ この機能がフル機能版でしか使えないのがもどかしい。ここまで紹介した機能が気に入ったらぜひ購入してタイムスタンプを試してほしい

Mカメラ タイムスタンプを入れて撮影した場合。画質はいいが、さながらフィルムカメラを現像したようだ

 こだわった写真作りができ、標準のカメラではノイズが発生しがちな黒いものも容易に、かつきれいに撮影できるMカメラ。まずは低画質だが無料で試してみて、使い心地が気に入ったら490円で購入してみてほしい。

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