先日、NTTドコモが新しい端末のスペック情報に「デュアルSIMパターン」なる項目を追加しました。これを見た私は、「ドコモのAndroidスマホでも今後デュアルSIM対応モデルが出るという“伏線”なのでしょうか……?」という旨のコラムを執筆しました。
執筆から1カ月弱――“伏線”は思ったよりも早く回収されることになりました。
5月9日、ドコモは新型のシャープ製スマートフォンを2機種発売することを発表しました。
ドコモの報道発表資料に別紙として添付されている「主なスペック表」を見てみると、今までなかった「SIM」という項目があります。
ハイエンドモデルである「AQUOS R7 SH-52C」のSIMの項目を見てみると「nanoSIM/eSIM」と書かれています。これはnanoSIMに加えてeSIMにも対応しているという意味。つまり、SH-52Cはドコモが発売するAndroidスマホとしては初めて「デュアルSIM」と「eSIM」に対応することを表明した機種ということになります。
ただし、SH-52Cの発売時期は「2022年7月下旬以降」と少し先。そのため、詳細なスペック表はまだ公開されていません。「デュアルSIMパターン」の表記はどうなるのでしょうか……?
AQUOS R7は、ソフトバンクからも発売されます。ソフトバンク向けのAQUOS R7も、ドコモ向けと同様にnanoSIMとeSIMの組み合わせによるデュアルSIMに対応します。
今後、大手キャリアが販売する端末でもデュアルSIMやeSIMへの対応が大きく広がることになるのでしょうか……?
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