既報の通り、サムスン電子製Androidスマートフォン「Galaxy S22」「Galaxy S22 Ultra」が4月22日に発売されます。
記事にもある通り、国内ではNTTドコモとau(KDDIと沖縄セルラー電話)で発売されるGalaxy S22とGalaxy S22 Ultraですが、ドコモ向けモデルのスペック表を見ていたら、今まで無かったある“スペック”が追加されていることに気が付きました。
ドコモは今まで、iPhoneやiPadを除いてデュアルSIMに対応する端末をリリースしていません。他キャリア向けにはデュアルSIM対応で発売されたモデルであっても、ドコモ向けでは非対応とされたケースもあります。
例えばFCNT製スマートフォン「arrows We」は、ソフトバンク向けモデル(A101FC)はnanoSIMとeSIMという構成でデュアルSIMに対応していますが、ドコモ向けモデル(F-51B)はnanoSIMのみのシングル構成です(※1)。シャープ製スマートフォン「AQUOS sense6」も、au/UQ mobile向けモデル(SHG05)、楽天モバイル向けモデル(SH-RM19)とSIMフリーモデル(SH-M19)はnanoSIMとeSIMという構成でデュアルSIMに対応していますが、ドコモ向けモデル(SH-54B)はnanoSIMのみのシングル構成です。
(※1)arrows Weのau/UQ mobile向けモデル(FCG01)もシングルSIM構成です
ドコモのWebサイトにおける製品情報には、発売日が近づくと(確定すると)詳細なスペック(仕様)表も付け加えられます。「Galaxy S22 SC-51C」と「Galaxy S22 Ultra SC-52C」は発売日が確定しているため、詳細なスペック表も合わせて提示されているはずです。
そこで両機種の詳細なスペック表(SC-51C/SC-52C)を確認してみた所、今までのスペック表にはなかった「デュアルSIMパターン」という項目が新設されていることが確認できました。
素直に解釈すると、この「デュアルSIMパターン」という項目はデュアルSIMがどのような方法で実装されているのかを示すためのものと思われます。そのためか、nanoSIMのシングル構成となっているSC-51CとSC-52Cは共にこの項目が「-(搭載/該当なし)」とされています。
ここに来ての項目追加は、ドコモのAndroidスマホでも今後デュアルSIM対応モデルが出るという“伏線”なのでしょうか……?
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