ディスプレイは6.6型有機ELで、120Hzの可変駆動をサポートする「Pro IGZO OLED」を搭載。解像度はWUXGA+(1260×2730ピクセル)。背面カメラは約47.2MPで、ポートレートモード専用の測距センサーとして190万画素のモノクロカメラを搭載する。インカメラは1260万画素。
チップセットはSnapdragon 8 Gen 1(オクタコア、2.9GHz+1.7GHz)を搭載。メモリ(RAM)は12GB、ストレージは256GB。最大1TB対応のmicroSDXCスロットを備えている。
モバイル通信は5G(ミリ波、Sub-6)、4G LTEの主要周波数帯と、他キャリア・海外利用向けに3G、GSMをサポートする。Wi-Fi 6(IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax)と、Bluetooth 5.2をサポート。オーディオではステレオスピーカーに内蔵する他、Qualcomm Snapdragon Soundに準拠。ハイレゾオーディオを低遅延で再生するBluetoothコーデック「aptX Adaptive」が利用できる。
防水性能はIPX5/8相当で、防塵(じん)性能はIP6Xを確保。おサイフケータイに対応する。生体認証は超音波式の画面内指紋センサーを搭載する。
バッテリー容量は5000mAh。USB PD規格の急速充電と、Qiによるワイヤレス充電をサポートする。外部端子として、USB Type-C端子と3.5mm径のイヤホンジャックを装備する。
AQUOS R7の第一印象をまとめると、AQUOS R6が“じゃじゃ馬”らしさから、弱点を堅実につぶすような改修を行つつ、個性的な要素は見事に生かしているように思えた。カメラの実力を試せなかったのは残念だが、少なくとも静止画の撮影性能に関しては、確実な向上が期待できるだろう。
この他に気になる点としては、まだ公表されていない「サイズ」「重量」と「価格」が挙げられる。
サイズと重量はスペック値としては「計測中」とされているが、同じ6.6型のディスプレイを搭載する「AQUOS R6」から大きくは変わらないと考えていいだろう。フラットディスプレイを採用したことで、側面部の厚みや横幅は拡大しているが、もともとが大画面寄りのスマホだけに、多少大きくなっても実用面で大きな差はでないだろう。
一方の価格はキャリア販売の商品のため、シャープからは公表されていない。商品企画チーフの小林繁氏は「バリューに見合った価格に設定していただけるのではないか」とコメントしている。昨今の円安や半導体不足などで部品調達コストが上昇傾向にある中で、ミリ波対応などAQUOS R6からの機能強化されている面もあるため、AQUOS R6と同等か、やや上の価格帯となる公算が高そうだ。
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