Redmi Note 10Tは約6.4型の液晶ディスプレイ、Redmi Note 11は6.43型の有機ELディスプレイを搭載している。両モデルの画面の明るさを最大にして比べてみると、明るさではNote 11が圧勝。しかも、明るいだけでなく、コントラストが高く、鮮やかな画質で表示される。Note 11は晴れた日の屋外での視認性もよく、撮影した写真や動画も鮮やかな色で表示されるので、気持ちよく使えるはずだ。
なお、どちらもリフレッシュレートは最大90Hz。最近は、120Hzに対応する機種も触れているが、2〜3万円台で90Hzに設定できれば上々と言えよう。
「ダークモード」と、ディスプレイの表示を暖色系に切り替えて目の負担を軽減する「読書モード」はどちらも搭載。ただし、Redmi Note 11の読書モードは「クラシック」と「ペーパー」の2つから選べる。また、Note 11のディスプレイは有機ELなので、画面をオフにした黒い画面に、時計やお気に入りの画像などを表示できる「常時オンディスプレイ」にも対応している。
Redmi Note 10Tのアウトカメラはメイン(約5000万画素/F1.8)+深度(200万画素/F2.4)。一方、Redmi Note 11は広角(5000万画素/F1.8)+超広角(800万画素/F2.2)+マクロ(200万画素/F2.4)+深度(200万画素/F2.4)。メインカメラのスペックは同等だが、Note 11は超広角レンズを搭載し、118度の画角で撮影することができる。
撮影した写真を比べてみると、撮影シチュエーションや被写体によって、色の出方に差が生じた。空や緑はRedmi Note 11の方が鮮やかに写ったが、室内で料理を撮るとRedmi Note 10Tの方が見栄えよく写ることが多かった。また、夜景モードもNote 10Tの方が若干明るく写る傾向があった。
デジタルズームは、両モデルともに最大10倍で撮影できる。Note 10Tはピンチ操作でズームする仕様だが、Note 11はワンタップで0.6×(超広角)、1×(広角)、2×(デジタル2倍ズーム)を切り替えられ、2×をタップすると、10倍までを設定できるスケールも表示される。また、Note 11は文書などを認識して、その部分だけをトリミングして保存できる「ドキュメント」モードも備えている。さらに、シャッター音が小さめであることもNote 11のアドバンテージだ。
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