これ以降、特に断りのない限り「第一種公衆電話」「第二種公衆電話」をまとめて「公衆電話」と呼びます。
携帯電話の普及もあって、最近は公衆電話の台数を削減する動きが顕著になっている。「昔はあったのに、いつの間にかなくなっていた」なんていうこともよくあったりする。
先述の通り、第一種公衆電話の設置基準は2022年4月から見直された。そのため、今後公衆電話はさらに見かけなくなる可能性もある。いざという時に「公衆電話がない!」と困るシーンも増えそうだ。
そこで、公衆電話の“探し方”を幾つか紹介する。とりわけ、自宅や職場、よく出かける場所、親族や親戚の住居の周辺にある公衆電話は事前に位置を把握することを強くお勧めしたい。
NTT東日本とNTT西日本は、公衆電話の設置場所をWebサイトで公開している。都道府県単位で地図から探せる他、郵便番号、住所、地名/施設名や駅名でも検索可能だ。
NTTレゾナントが提供している地図サービス「goo地図」や防災用地図アプリ「goo防災マップ」(Android版/iOS版)でも公衆電話の場所を探せる。
特にgoo防災マップアプリでは事前設置された特設公衆電話も探せる上、事前に指定した場所から半径3km以内にある情報をダウンロードしておけるので(※5)、より便利に使える。
(※5)ダウンロード地図のデータは国土地理院のものとなります(オンライン時に表示される地図と一部表示が異なることがあります)
災害発生時、あるいは何らかの理由で携帯電話が使えなくなった場合はどうやって公衆電話を探せばいいのだろうか。
当てずっぽうに公衆電話を探してみても、簡単には見つからない。そこで公衆電話が設置されている可能性が高い場所を以下に挙げる。100%当てはまるわけではないが、困った時は参考にしてみてほしい。
一部の地方自治体では、自治体が管理する道路のそばに最寄りの公衆電話までの距離を記した表示をしていることもある。それっぽい表示を見かけたら、よく見た上で探すと余計な苦労をせずに済むだろう。
なお、数こそ減少傾向にあるが、コンビニエンスストアが公衆電話の有力な設置場所の1つであることは変わりない。公衆電話が撤去された代わりに、特設公衆電話の事前設置が行われた例もある。公衆電話が全く見つからない場合は“ダメ元”でコンビニエンスストアに行ってみるというのも、有効な手段といえる。
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