米Qualcommは7月19日(現地時間)、次世代ウェアラブル向けの新プラットフォーム「Snapdragon W5/W5+」を発表した。OPPOとMobvoiから同プラットフォーム搭載のスマートウォッチが年内に登場する見こみ。
どちらも4nmベースのシステム・オン・チップと22nmベースの高集積常時接続コプロセッサで構成されているが、W5+はプレミアムスマートウォッチ向け、W5は子ども用スマートウォッチ、フィットネストラッカーなどのデバイス向けとなる。
Wear 3100とWear 4100に搭載のハイブリッドアーキテクチャを踏襲し、インタラクティブなタスクを処理するメインプロセッサと、バッテリーを節約するための常時稼働型コプロセッサを搭載する。
メインプロセッサーは通話、3Dのウォッチフェイス、アニメーションが含まれるインタラクティブな機能、GPSナビゲーションの処理、コプロセッサは睡眠、心拍数のモニタリングなどの処理を担う。前世代のSnapdragon Wear 4100+と比較して50%の低消費電力、2倍の性能、30%の小型化を実現したという。
米Qualcommは製品化をより迅速に進めるため、CompalとPegatronによるリファレンスデザインを用意している。製品化に関しては、OPPOがW5を搭載した「OPPO Watch 3」を8月に発売予定、MobvoiはW5+搭載の「TicWatch」を今秋に発売すると予告している。
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