7月4日にXiaomiが発表した「Xiaomi 12S」シリーズは、ライカとコラボしたカメラを搭載したスマートフォンとして世界中から大きな注目を集めています。販売国は現時点では中国のみですが、グローバル展開にも大きな期待が寄せられています。このXiaomi 12S Ultraは2色のバリエーションがあり、まるでカメラのように見える外観のブラックが人気になっています。しかしもう1色のグリーンカラーも鮮やかな色合いが新鮮な印象です。
Xiaomi 12S Ultraグリーンは背面とカメラ周りの台座の部分をやや明るい緑色に仕上げています。若干くすみも入れた中間色的な色合いはクラッシックなイメージでもあり、古くささも感じられるかも。この色合いのカメラはなかったとは思いますが、どことなく「1900年代初頭の機械式のカメラ」のようにも感じられないでしょうか。さらにレンズ周りのゴールドの縁取りと相まって懐古調でありながらモダンで上品、と感じます。
ちなみにライカはこれまでにもオリーブグリーンカラーのカメラを出しており、2019年には世界限定1500台で「ライカ M10-P サファリ」を発売しました。Xiaomi 12S Ultraのグリーンの色合いはやや異なるものの、このライカのオリーブグリーンをやや意識したカラバリなのかもしれません。
2色のモデルは側面の仕上げも異なります。ブラックモデルはフレームもブラック仕上げ。一方、グリーンモデルはゴールド。レンズ周りのゴールドよりも落ち着いた色合いで、つやを消したシャンパンゴールド風です。
側面を見ると上品さが際立ちます。そもそもこの色合いのスマートフォンは、これまでなかったのではないでしょうか。なお、Xiaomi 12S Ultraは日本円で約12万円ですが、10万円を超えるスマートフォンとして高級感も十分備えたモデルになっているわけです。
なお、筆者はブラックモデルを買ったのですが、こうしてグリーンの写真の記事を書いていると「この色もいいな」と思ってしまいます。高性能かつ高級カメラフォンとして、Xiaomi 12S Ultraの2色のカラバリ展開はかなりうまくやったな、と感じられました。
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