ソフトバンク、有線給電ドローン無線中継システムを運用 災害時のエリア復旧に向け

» 2022年07月22日 18時29分 公開

 ソフトバンクは、7月22日に「有線給電ドローン無線中継システム」の運用開始を発表した。東京工業大学 工学院 藤井 輝也研究室、双葉電子と共同開発している。

ソフトバンク 「有線給電ドローン無線中継システム」を運用開始

 本システムは災害発生時に携帯電話のサービスエリアを迅速に復旧させるためのもので、地上に設置した無線中継装置(親機)とドローンに搭載した無線中継装置(子機)で構成。親機と子機間の通信はRoF(Radio on Fiber)技術を用いた光ファイバーで行い、親機に接続した基地局無線装置とモバイルネットワークの接続は基本的に衛星通信経由で行う。これにより、被災の影響を受けずに臨時のサービスエリアを構築できる。

 ドローンを地上100mに停留飛行させると、郊外では半径3km以上、見通しの良いエリアでは半径5km以上のサービスエリアを確保できる。通信方式は3G/LTE(2.1GHz帯)に対応し、通信速度は下り最大150Mbps。必要な装置一式は1台のワンボックスカーで運搬可能で、現地到着後30分以内に利用を開始できる。ドローンと無線中継装置(子機)に必要な電力は地上から有線給電するため、連続100時間(4日間)以上利用できるという。

 まずは関東エリアのソフトバンクのネットワークセンターに配備し、順次全国の拠点に配備していく予定。同社は短時間で構築可能かつ短期間の利用に適した本システムと、1カ月以上の長期間の利用に適した「係留気球無線中継システム」の併用により、災害時でもサービスエリアの迅速な復旧と安定した通信サービスを提供するとしている。

ソフトバンク サービス概要

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  7. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  8. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  9. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
  10. 「えっ、地震?」──LINEが安否確認テスト 1日限定で 「紛らわしい」との声も (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年