「ウェアラブルファン」でどれだけ涼しくなる? 炎天下で3製品を試した結果(2/3 ページ)

» 2022年08月27日 11時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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ウエストハングタイプのCheergo ベルトファン

 続いては「Cheergo ベルトファン」です。Amazonでの販売価格は3599円で評価の星は3.5となっていました。

ウェアラブルファン Cheergo ベルトファン

 前後に下向きと上向きのクリップが付いていて、装着箇所に応じて使い分けられます。製品説明では、「ダブルクリップ」と表現していました。

ウェアラブルファン 前面と背面にそれぞれ上向きと下向きのクリップが付属。かなり分厚いということも写真から分かります

 吸気口は底面にあります。腰かけタイプのベルトファンで気を付けたいのは、実は吸気口の位置だと個人的には考えています。というのも、もしクリップと反対側の側面(ほとんどの場合前面)にあると、衣服が吸気を阻害してしまうからです。そのため、底面に吸気口のあるCheergo ベルトファンは期待大です。

ウェアラブルファン 吸気口は底面にあります

 また、ネックストラップが付属していて、取り付ければ首かけ式として使うこともできます。

ウェアラブルファン 長さ調節できるリボンタイプのネックストラップ付き

 ユニークなのは、LEDライトを搭載しているところでしょう。ライト専用のボタンを押すことでオンオフを切り替えられます。

ウェアラブルファン LEDライトをつけたところ。光量の切り替えは不可

 バッテリー容量は驚異の9600mAh。本体への充電はUSB Type-Cですが、満充電までの時間は記載されていませんでした。電源ボタンを押すことで弱中強の風量を切り替えられ、弱モードで7時間、強モードで4時間動作するとのこと。Type-A端子を使ってモバイルバッテリーとして使うこともでき、入出力ともに5V/2Aとなっていました。

ウェアラブルファン バッテリー容量が大きいからか、299gと重量級の重さです。装着時には、ボトムスがずり落ちてこないように工夫が必要でしょう
ウェアラブルファン 手前に見えるのが、モバイルバッテリー機能で使うUSB Type-A端子

 早速使ってみましょう。

 と、その前にCheergoベルトファンの電源を自宅で入れてみましたが、かなり強力な風量。弱モードでも、BRUNO ウェアラブルファンの強モードと同レベルだと感じました。

 こちらのアイテムは、ウエストに装着するタイプなので、ウエストラインと脇の中間地点を測定することにしました。

ウェアラブルファン だいたいこの位置で測定
ウェアラブルファン 左が装着前、右が装着して数分経過後。セ氏27.7度からセ氏26.9度に

 風量の強さから、「これは期待できる」と思っていたのですが、予想以上に温度が下がリませんでした。ファンが発する熱のためか、バックパックを背負っているからなのか不明ですが……。

 数値には現れなかったのは残念ですが、実際には風が衣服の中を通り抜けて涼しく感じられました。カバンを手持ちする人であれば、ぜひとも背中側に取り付けて、風を感じてほしいところです。

ウェアラブルファン もちろん、バッテリーとしても機能します

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