ネットワーク関連にも触れておく。5Gはミリ波には対応せずSub-6のみの対応となる。SIMはnanoSIMとeSIMのデュアルSIMとなっている。
Xperia 1 IVユーザーの筆者が気になっていた発熱に関して、Xperia 5 IVではどのような対策が行われているのか、ソニーに疑問をぶつけてみたところ、熱を拡散させるグラファイトシートの面積がXperia 5 IIIから拡大(裏面が10%、表面が35〜40%)している、という答えが返ってきた。このグラファイトシートはカメラとプロセッサ「Snapdragon 8 Gen 1」の辺りに配置されており、「本体上部から下部へ向かって熱を流すようにしている」(ソニー)という。
加えて、Xperia 5 IVではソフトウェアによるパフォーマンスの制御を可能としている。例えば、「100%のパフォーマンスを必要としない場面では60%までにとどめておくような制御をしている」(ソニー)そうだ。
周辺機器はXperia 5 IIIよりも増えた。
Xperia PRO-I専用とされていた、Bluetooth対応のシューティンググリップ「GP-VPT2BT」と、それにマグネットで簡単に取り付けられる「Vlog Monitor XQZ-IV01」が、Xperia 5 IVでも使えるようになった。
その他、スタンド付きの純正ケースも用意される。
ここまでお伝えしたように、Xperia 5 IIIの欠点とされていた部分は、Xperia 5 IVでは解消されているように感じる。これから買うコンパクトなXperiaなら、Xperia 5 IVで十分だろう。価格面でXperia 1 IVに手が出しづらかったユーザーは、Xperia 5 IVを選択肢に入れてみてはどうだろうか。
【訂正:9月6日18時50分】初出時、ディスプレイの表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします
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