衛星インターネットサービス「Starlink」が日本でサービスイン おおむね渡島半島から関東山地の東側まで利用可能イーロン・マスク氏が創業

» 2022年10月11日 17時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 米SpaceXは10月11日(日本時間)、衛星インターネットサービス「Starlink(スターリンク)」が日本でも利用可能になったことを発表した。アジア地域でのサービス提供は今回が初めてで、提供価格はハードウェア一式が7万3000円(税込み)、月額料金が1万2300円(同)となる(※1)。

(※1)30日以内であればハードウェア一式の返品を条件に無料体験可能

エリアは「おおむね渡島半島から関東山地の東側まで」

 SpaceXは米国の実業家であるイーロン・マスク氏が2002年に創業した宇宙関連企業で、Starlinkはその事業の1つである。

 Starlinkは「世界中で高速かつ低遅延のブロードバンドインターネット接続を実現」することを目標としており、従来の衛星通信よりも高速かつ低遅延の通信が行えることが特徴である。日本でもKDDIがau回線のバックホール回線としてStarlinkの採用を決めている。

 日本におけるサービスインでは、個人向けサービスである「Residential(レジデンシャル)」のみを受け付けており、法人/事業主向けの「Business(ビジネス)」、自動車用の「RV(レジャービークル)」、船舶用の「Maritime(マリタイム)」の申し込みは受け付けていない。サービスエリアはおおむね渡島半島から関東山地の東側までとなっている。

 Starkinkのサービスは、エリアやキャパシティを勘案して申し込みを「先着順」で受け付けているが、10月11日17時現在は普通に申し込める。

日本でのエリア 日本ではおおむね渡島半島から関東山地の東側で利用できるようになっている
標準キット 標準のハードウェアキット(「Starlink」はアンテナ本体を指している)。ルーターは無線LAN(IEEE 802.11ac/Wi-Fi 5)通信にのみ対応しており、イーサネット(有線LAN)アダプターが必要な場合、あるいは無線LANのエリア拡張キット(メッシュノード)が必要な場合は、アカウントの作成(≒申し込みの完了)後に公式ストアからオプションとして購入可能だ

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