ポケトークは10月2日、PC向けのAI翻訳ソフトウェア「ポケトーク同時通訳」を発表した。発表会の中で、松田憲幸社長はiOS/Android対応のスマートフォン版の開発を進めていることを明らかにした。
松田憲幸社長によると「スマートフォン版はそれほど遠くない先、半年から1年程度で出せると考えている」という。ポケトーク同時通訳が“今冬”提供開始としているため、スマートフォン版は2023年内に提供開始される可能性が高そうだ。
ポケトークシリーズはもともと翻訳専用機として販売されているが、4月にはスマートフォン版アプリを配信するなど、“脱ハードウェア化”も進めている。アプリでの提供では電波法などの認証が不要となるため、グローバル展開がしやすいというメリットがあるという。
翻訳アプリは競合サービスも多く、iOSやAndroidの標準機能としても実装されている。こうした市場においてポケトークアプリは月額料金制のサブスクリプションサービスとして販売されている。
アプリ版ポケトークの市場での評価について、同社の取締役CMOの若山幹晴氏は「翻訳精度が高く、使い勝手もとても良い。課金するに値するという評価をいただいているからこそ、伸びてきていると思う」とコメント。今後はスマートフォンならではの付加価値を新機能として提供していく方針と明かした。
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