S22並みに進化した「Galaxy Z Fold4」のカメラ 閉じて開いて“全7通り”の撮影ができる荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2022年10月25日 12時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Galaxy Z Fold4 開くとデカくなる(当たり前だけど)「Galaxy Z Fold4」。カバーディスプレイにもプレビュー表示できるのがユニークなのでその状態で撮ってみた

 閉じればスマホ開けばタブレット、的な道をぐんぐん突き進むのが「Galaxy Z Fold」シリーズなのだが、それもとうとう4代目。よりコンパクトな縦折式の「Z Flip 4」もあるけれども、ここではよりカメラ性能が強化された「Z Fold4」を取り上げるのである。

 Z Fold3のカメラはZ Fold2と変わらなかったけど、今度は春に出たGalaxy S22と同等のカメラで画質も上がっているのだ。

 安心して使える安定したクオリティーに定評があるGalaxy主力モデルのカメラが搭載されたのは朗報である。

 でもそれ以上に魅力的なのは、Z Fold4のその超多彩な撮影スタイル。何しろ、4面中3面にカメラが搭載されており、カメラの数もアウトカメラ×3+インカメラ+カバーカメラと計5つもあるのだ。

 開いて撮って閉じて撮り、時には折り曲げることもできる。これがZ Flipも含むGalaxy Zシリーズの面白さである。ちょいとその辺を駆使して遊んでみたい。

まずは閉じて撮れ!

Galaxy Z Fold4 閉じると超スリム(でも分厚い)スマホ状態。この状態が一番撮りやすい

 Z Fold は折り畳んだ状態でもカバーディスプレイを使って撮影できるのがウリなのだが、そのカバーディスプレイが大きくなり、クオリティーも上がり、たいていの操作は閉じたままでできちゃうレベルになった。

Galaxy Z Fold4 畳んだ状態でも約6.2型と常用できる大きさだ。カメラとして使うときはこのサイズ感がちょうどいいし片手操作もOK

 閉じた状態で使うと、単に「分厚くて重くてスリムなスマホ」で、写真撮るのもSNSするのもWebを見るのも地図見るのも特に問題はない。今まではカバーディスプレイが「サブ」だったけど、とうとうデュアルメインディスプレイって感じになったのだ。

 でもって、写真を撮るときは閉じた状態の方が適度な分厚さやスリムさがあってしっかり構えられていいのである。

 ではこのカバーディスプレイを使った撮影から、いつものガスタンクを。

 超広角カメラは1200万画素で13mm相当。iPhone(SE系を除く)の超広角カメラと同等で、スマホでは最も広角な部類だ。

Galaxy Z Fold4 カメラアプリの画面(カバーディスプレイ版)。中央の黄色いラインは「撮影ガイド」をオンにしていると表示される。Galaxyならではのよい機能だ
Galaxy Z Fold4 1200万画素の超広角カメラ。レンズはF2.2。色といいシャープさといい相変わらず安定している。

 広角カメラは23mm相当でF1.8で5000万画素。通常の撮影では1200万画素になる。4つ画素を1つにまとめるクアッドピクセル式なのだろう。5000万画素でクアッドピクセルすると4000×3000(つまり1200万画素)よりちょっと大きくなるんだが、そこはあえて4000×3000に丸めているようだ。

Galaxy Z Fold4 23mm相当とほんのちょっと広角気味だ。レンズはF1.8。その写りは色も階調もよし

 せっかくなので、これを5000万画素の高解像度でも撮ってみたい。50MPモードである。

Galaxy Z Fold4 縦横比のところをタップするとその中に「50MP」があるので選ぶべし

 50MPにするとズーム倍率が1xのみになり、フィルター機能なども使えなくなり、代わりに「ディテールエンハンサー」のボタンが現れる。

Galaxy Z Fold4 50MP時に現れるディテールエンハンサー。これをオンにすると解像感が上がる

 これをオンにすると解像感が上がり、より細かいところまで描写してくれる。ムリにシャープにしている感じはないので、50MPで風景などを撮るならオンにするべしでしょう。

Galaxy Z Fold4 左がディテールエンハンサーオフ、右がオン。よーく見ると、オンの方がより細かいところまで自然に描写してくれている。特に木々の描写が良い
Galaxy Z Fold4 ディテールエンハンサーオンで撮った5000万画素の写真。8160×6120ピクセルという大きなサイズだが、風景写真などに使いたい

 望遠は3倍だが、センサーは1000万画素。それを1200万画素に補完して保存している。

Galaxy Z Fold4 3倍(66mm相当)の望遠カメラ。画素数は1000万画素だが画像サイズは1200万画素(4000×3000)で記録される

 望遠ついでに鳩と雀でもいこう。

Galaxy Z Fold4 横を見たら鳩が止まっていたのでつい撮ってしまった。細かいところまでちゃんと撮れてて鳩らしい

 そして30xのスペースズーム(要するにデジタルズームなんだが)で雀を。さすがにここまでいくとキツいけど。

Galaxy Z Fold4 雀はちょっと遠かった上に小さいので30xの最高のデジタルズームで撮ってみた。さすがに細部はつぶれているけど

 近距離の作例も、ということで、盛り付けがユニークなビーフストロガノフ(こちらは室内)と本格的なハンバーガー(こちらは屋外)だ。

Galaxy Z Fold4 室内でビーフストロガノフ。ご飯の盛り方がダムカレーっぽくてユニーク。ダムっぽいでしょ
Galaxy Z Fold4 テラス席でハンバーガーを2xのデジタルズームで。バンズの色もポテトやレタスの色もよし
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年11月11日 更新
  1. 帰宅時に暗い玄関にあると便利? ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDライト」を試す (2024年11月09日)
  2. 上期決算「KDDI・ソフトバンク」と「ドコモ」で明暗が分かれたワケ 鍵を握る“メインブランドへの移行” (2024年11月09日)
  3. IIJ勝社長、大手3キャリアの“30GBプラン改定”に「スタックテストをやっていただきたい」と要望 (2024年11月08日)
  4. イヤーカフ型イヤフォンがもう手放せない 高価だがオンライン会議が多い在宅勤務で大活躍 そのワケは (2024年11月08日)
  5. 「一括1円」からお得に購入できるスマホまとめ【2024年11月版】機種変更でも安く買えるキャリアは? (2024年11月07日)
  6. IIJmio、mineo、NUROモバイル、イオンモバイルのキャンペーンまとめ【11月10日最新版】 スマホのプレゼントや特価を見逃すな (2024年11月10日)
  7. 日本メーカーのスマホの生き残る道 鍵は「海外販売」? (2024年11月09日)
  8. 出そろった「AQUOS sense9」の価格 ドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル、IIJmio、mineoでお得なのはどこ? (2024年11月08日)
  9. 寒いこれからに役立ちそうだが「底が平たいカップ」じゃないと使いづらい? Standard productsで550円の「USBカップウォーマー」は爆熱の仕上がり (2024年11月10日)
  10. 80年代デザインのBluetooth搭載ラジカセ発売 カセットテープのデジタル化も可能 (2024年11月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー