Androidスマホの弱点は「サポート期間」 改善は進むのか?Mobile Weekly Top10

» 2022年11月05日 14時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2022年10月27日から2022年11月2日までの7日間について集計し、まとめました。

Galaxy サムスン電子のGalaxyシリーズは、2021年以降のハイエンド/ミドルハイレンジモデルにおいて4回のOSバージョンアップと5年間のセキュリティ更新の保証を始めました

 今回の集計期間におけるアクセス数の1位は、Androidスマートフォンの製品寿命がiPhoneと比べると短い傾向にある理由を解説する記事でした。

 iPhoneはハードウェアだけでなくOSも同じメーカー(Apple)が開発していることもあり、OSのサポート期間が非常に長いことが特徴です。OSの新機能や機能改善とハードウェアのスペックが釣り合っているかどうかはさておき、長期間に渡り最新OSを使えるという安心感があります。

 一方で、Androidスマホはメーカーによって採用するプロセッサが異なる他、バージョンアップした後の動作検証に時間とコストが掛かることもあり、OSバージョンアップはよくて2〜3回、場合によっては1回も行わずに製品の寿命を終えるケースもあります(最近は、さすがに1回もバージョンアップしない端末はごく少数になりましたが……)。これが、Androidスマホの“弱点”なのです。端末を下取りに出す場合の下取り(買い取り)価格が安い傾向にあるのも、製品としての「鮮度」が早く低下してしまうことが原因です。

 そのような状況を受けてか、最近はAndroidスマホもOSアップデートやセキュリティの更新を長期間行うことをアピールするメーカーが徐々に増えてきました。その走りといえばシャープですが、最近はサムスン電子やGoogleも仲間入りしています。そのせいかどうかは分かりませんが、これらのメーカーでは最近のモデル(特にハイエンド)は下取り価格が(以前と比べると)下がりにくくなったようにも思えます。

 とはいえ、iPhoneと比べると「もうひと声」と言いたくなる場面もあります。メーカーによる“温度差”も気になる所です。せめて、セキュリティ更新をしっかりやって“安心できる”スマホを作ってほしいと切に願うところです。

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