バルミューダが11月17日に「BALMUDA Phone(バルミューダフォン)」の特設サイトを開設した。
特設サイトのタイトルは「Another Story」。
BALMUDA Phoneの開発担当者によるリアルなエピソードや、ユーザーの声を反映した実際の活用術など、同社がこれまで見せていなかった一面が垣間見える――。そんなサイトだ。
BALMUDA Phoneは同社が2021年8月に立ち上げを発表した、IT機器を扱う新ブランド「バルミューダ テクノロジーズ」の第1段製品で、11月16日に発売となった。キッチン家電のトースター、掃除機、扇風機を世に送り出したきた同社初のスマートフォンでもあり、新規参入当初から注目を浴びた。
石ころのように丸みを帯びた背面に指紋認証センサーを兼ねた電源キーと4800万画素のアウトカメラを搭載。前面には4.9型フルHD(1080×1920ピクセル)液晶ディスプレイと800万画素インカメラを備える。
サイズは約69(幅)×123(高さ)×13.7(奥行き)mmで、重量は約138gと今どきのスマートフォンとしては珍しく小型路線だ。
特設サイトAnother Storyの編集長はEngadget日本版最後の編集長を務めた矢崎飛鳥氏だ。「ご挨拶」というページで矢崎氏は「個人的にも、人とスマートフォンとの関係性や、ブランドの意義を深く考えるきっかけになった」と胸の内を語っている。
「バルミューダへ入社後、企画チームやデザイナー、エンジニアから製品の背景にある思想やドラマを知り、それらをどうしても伝えたいという衝動に駆られたことから、Another Storyの立ち上げに至った」(矢崎氏)という。
文末は「物語は全て進行形で、次の表現へと続く」という一文で締め括られている。BALMUDA Phoneユーザーの日常にメスを入れる――サイトへと成長できるのか、はたまた新たなBALMUDA Phoneユーザーを引き寄せるサイトになるのか、再びBALMUDA Phoneに注目が集まりそうだ。
「BALMUDA Phone」の“石ころ”デザインは正解だったのか? 11カ月使って分かったこと
アップデートで変わる「BALMUDA Phone」 スペックで計れない“体験価値向上”を
「BALMUDA Scheduler」をGalaxy Z Fold3 5Gで試す 大画面でこそ真価を発揮する
「BALMUDA Phoneは素晴らしい価格だとは思っていない」 寺尾社長が語る現在地
BALMUDA Phoneに次ぐ新製品、投入先送りに 寺尾社長「研究開発は止めない」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.