バッテリー容量はどちらも5000mAh。ただし、ディスプレイが大きいXperia 1 IVの方が電池消耗が早いと考えるべきだろう。両モデルをフルに充電してから、Wi-Fi接続でYouTube動画を2時間再生させてみた。高画質(1080p)に設定して、音声はボリュームを25%程度にして内蔵スピーカーから出力させた。結果は、Xperia 1 IVが76%、Xperia 5 IVが82%の電池が残った。やはり、Xperia 5 IVの方が電池持ちがよく、ハイエンドスマホの中でも電池持ちがいい端末と評価できそうだ。
なお、どちらのモデルも、ワイヤレス充電に対応し、Qi対応の他のデバイスに給電する「おすそわけ充電」も可能。さらに。使用する機能や通信を制御して電池を長く持たせる「STAMINAモード」および、充電時にかかる負荷を軽減して電池寿命を長くする「いたわり充電」に対応していることも共通している。
前モデルのXperia 1 III、Xperia 5 IIIはeSIMに対応していなかったが、Xperia 1 IV、Xperia 5 IVはどちらも対応し、nanoSIMとeSIMの両方を使える。
先にも述べたが、5Gの周波数帯はXperia 1 IVがSub-6、ミリ波の両方に対応し、Xperia 5 IVはSub6のみ。ただし、Xperia 1 IVのSIMフリーモデルはSub-6のみなので注意が必要だ。
防水・防塵(じん)に対応し、おサイフケータイが使えることは言うまでもない。
Xperia 1 IVとXperia 5 IVのどちらを選ぶか迷った場合に重視したい、サイズ感とカメラ。片手での操作性や軽さを優先するならXperia 5 IVを選ぶのが得策。価格も若干安い。光学式ズーム機能を備えた望遠カメラを使ってみたいなら、少し高くでもXperia 1 IVを選ぶべきだ。ゲームや動画鑑賞など、ディスプレイを見続ける用途が多い人も、Xperia 1 IVの方が満足度は高いだろう。
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