サムスンはスマートフォンの折りたたみモデルで積極的にブランドコラボレーションを進めています。日本でもThom Browne(トムブラウン)やMaison Kitsune(メゾン キツネ)のスマートフォンやスマートウォッチが発売になりました。一方、海外ではさらに多くのブランドモデルが登場しています。2022年12月1日には、Maison Margiela(メゾン マルジェラ)モデルの「Galaxy Z Flip4 Maison Margiela Edition」が一部の国で発売。今回は韓国で実機を触ってみました。
Maison Margielaのブティックや会社のスタッフは全て白衣をユニフォームとしています。その理由はネットで調べていただくとして、飾り気のない真っ白なパッケージは見る人が見ればMaison Margielaの製品であることが分かるでしょう。中央にはMaison Margielaの「カレンダータグ」がデザインされています。
本体もホワイト&ブラックというシンプルなツートーン仕上げ。艶消しシルバーの側面フレームと相まって全体のデザインは上品です。どことなくレトロ感ある雰囲気も好感が持てるでしょう。
フロント側はカメラがまるで洋服のボタンのようにも見えるデザインです。一般的なスマートフォンと違い、Galaxy Z Flip4は2枚のパネルそれぞれにデザインを施し、それを折りたたむことで表と裏で異なる表情を表現できるのも大きな魅力といえます。
一方、背面にはカレンダータグが入ります。Maison Margielaの製品には全てこのカレンダータグが付けられており、丸で囲まれた数字がその製品がどんなカテゴリーに属するかを表しています。数字の意味は以下の通り。
Galaxy Z Flip4 Maison Margiela Editionは11に丸が付いており、女性と男性のためのアクセサリーコレクションであることが分かります。
Galaxy Z Flip4は表パネル、裏パネル、フレームを自由にカスタムオーダーできる「BESPOKE Edition」も韓国などでは販売されています。ブランドコラボモデルも3つのパーツをうまくデザインし、組み合わせているわけです。
ホーム画面もブラック&ホワイトの仕上げ、3つのみ配置されたアイコンもブラックカラーです。アプリ一覧を見るとサムスンのアプリはブラックに統一されているのですが、Googleアプリがカラー表示なのはちょっと残念。メニュー画面もモノクロ表示です。
ホーム画面がスリープで消灯中に、画面をダブルタップすると本体内部が見えるアニメーションが現われます。まるでGalaxy Z Flip4が洋服を着ており、その内部が見えるかのようにも見えます。
設定画面を見ると、モデル名には韓国語で「マルジェラ」の名前がデフォルトで表記されていました。製品そのものは韓国で単体販売されているモデル「SM-F721N」と同等です。
パッケージはカバーも2つ付属します。うち1つには落下防止リングがついた形状。ケースをつけずにカレンダータグを見せながら使うのもいいですし、その日の気分で2種類のケースの付け替えも楽しめます。日本での発売予定はないようですが、過去のThom Browneモデルが発売と同時にほぼ完売したことを考えると、このMaison Margielaモデルもぜひ出してほしいものです。
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