サムスン電子が9月8日、最新の折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip4」を国内に投入することを発表。NTTドコモ、KDDI、楽天モバイルが9月29日に発売する。発売に先立ち、9月8日から事前予約を受け付ける。カラーはボラパープル、グラファイト、ピンクゴールドの3色(楽天モバイルはボーラパープルとグラファイトのみ)。
au向けモデルの価格は15万9870円(税込み、以下同)で、スマホトクするプログラム適用時の実質負担金は9万3150円。価格はau Style SHINJUKUのもので、店舗によって異なる場合がある。楽天モバイル向けモデルの価格は13万9800円。ドコモ向けモデルの価格は未定。
Galaxy Z Flip4は、縦方向に折りたためるFlipシリーズの第4世代モデル。閉じると胸ポケットや小さなカバンにも収めやすいコンパクトなボディーになり、開くと6.7型ディスプレイが姿を現す。
メインディスプレイには柔軟性の高い極薄ガラスUTGを、背面には強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus+」を、フレームとヒンジにアーマーアルミニウムを採用することで耐久性を強化した。ディスプレイ面のガラスは、1日100回折りたたんでも5年以上使用できるという。IPX8の防水性能にも対応している(防塵には対応していない)。アフターサポートも強化し、購入から1年間は無償で保護ガラスを交換してもらえる。
背面の約1.9型カバーディスプレイには、撮影した写真に加えて、最大15分間の動画も設定できるようになった。このディスプレイを用いて、端末を閉じたまま通知の確認や電話の応答、音楽の操作などを行える。Galaxy Z Flip4では新たに、音声入力や絵文字を利用してメッセージの返信も可能になった他、最大3件の連絡先を登録して閉じたまま発信できる「スピードダイヤル」機能も利用できる。
ディスプレイはメインがフルHD+のDynamic AMOLED(有機EL)、カバーがSuper AMOLED(有機EL)を採用。メインディスプレイは1Hz〜120Hzと可変のリフレッシュレートに対応している。
アウトカメラには1200万画素の広角と超広角のレンズを搭載。サムスンによると、広角カメラはGalaxy Z Flip3 5G比で約65%明るく撮影でき、手ブレ補正も強化したとのこと。閉じた状態で電源キーを2回押すとカメラが起動し、カバーディスプレイでプレビューを確認しながらアウトカメラでセルフィーを撮影できる。
インカメラは1000万画素。本体を90度開いた状態で固定できるので、手のひらをかざしてシャッターを切れば、ハンズフリーでセルフィーやショート動画を撮影できる。被写体が動いても、フレーム中央に自動で収めてくれる自動フレーミングにも対応している。
フレックスモードに対応しているアプリは、Galaxy Z Flip4を半開きで固定したまま、画面下部に表示されたパッドで操作ができる。操作パッドが出ないアプリの場合、画面下部のタッチパッドとポインターで画面上部を操作できる。2本指を上にスワイプさせるとアプリ一覧が画面下部に現れ、マルチウィンドウを素早く起動できる。
プロセッサはSnapdragon 8+ Gen 1、メインメモリは8GB、内蔵ストレージは128GBを備えている。バッテリー容量は先代から約10%増加した3700mAhとなり、約30分で50%まで充電できるという急速充電にも対応している。
サイズは開いた状態が約72(幅)×165(高さ)×6.9(奥行き)mm、閉じた状態が約85(幅)×72(高さ)×15.9(奥行き)mm、重量は約187g。nanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応しており、日本独自の機能としておサイフケータイも利用できる。なお、外部メモリスロットは搭載していない。
Galaxy Z Flip4の発売を記念したキャンペーンも実施する。2022年9月8日から9月28日までに予約し、9月29日から10月16日までに購入したユーザーを対象に、ワイヤレスイヤフォン「Galaxy Buds2」をプレゼントするか、ワイヤレスイヤフォン「Galaxy Buds Pro」の購入で1万5000円をキャッシュバックする。
また、2022年10月31日までにGalaxy Z Flip4を購入したユーザー全員に、別売りの「Galaxy Z Flip4 Clear Cover with Ring」をカスタマイズできる着せ替えシートをプレゼントする。
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